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碧眼日本民俗図絵 単行本 – 1987/7/20

2.5 5つ星のうち2.5 2個の評価

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 丸善雄松堂 (1987/7/20)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1987/7/20
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 486ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4841900411
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4841900415
  • カスタマーレビュー:
    2.5 5つ星のうち2.5 2個の評価

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図版が語る“外国人が観察・考察・描写”した昔の日本(文化民族性)
4 星
図版が語る“外国人が観察・考察・描写”した昔の日本(文化民族性)
本書は1987年に雄松堂出版(現・丸善雄松堂株式会社)から刊行された、主として江戸期を中心とした(外国人に依る)イラスト・版画集である。端的に言えば、いわゆる近世日本の文化人類学~民俗学的史料と言って良い。体裁は本文B5判・モノクロ(巻頭数頁にカラー口絵)、箱付・上製ハードカバー、本文494頁(うち巻頭の序文・解説頁を除くと概ね470頁程度が図版収録)、厚手本文洋紙を使用しているため多少重量感がある。アマゾンではマケプレ商品のみのようだが、参考までに丸善雄松堂(株)の公式サイトで検索すると「1987年刊」かつ「在庫あり」で「税別9200円」となっている。 本書凡例・序文解説等によると…内容は16世紀~19世紀において欧米人によって描かれた日本研究の図録・イラスト等の編集書籍である。具体的には人・事物を主体とした線描又はスケッチ類で「手書きに依る石版画、木版画、銅版画を主体」としつつ一部鮮明なものは写真を掲載したもの(以下係る図版・イラスト・写真等を含め便宜的に「描画等」とする)。これ等は「京都外国語大学附属図書館所蔵」の「60点の文献」から本書の趣旨に合致する文化人類学ないし民俗学的要素のある「1290枚」の描画等を収録しているらしい(実際にカウントするのは無理である:解題・解説付)。本書所収描画等の殆どは版画・イラスト(一部写真)で、最も多い出典がアンペールに依る『幕末日本図絵』からで、マッシュー・ペリー使節団随行のウィルヘルム・ハイネ、エミール・ギメ随行のフェリクス・レガメ、そして日本人の手による描画等と続く(序文「日本の民俗を描いた画家たち」より)。本文の構成・内容は、1生活と習俗、2信仰と祭遊び、3遊楽と芸能、4街道と交通、5建築と学校、6農漁村にはたらく、7工房の職人、8職業いろいろ、9刑罰のかたち、10天皇・将軍と外交官、11武士と学者たち、12寺の僧侶たち、13男の服装と子供の遊び、14女性の今昔、15アイヌとその風俗、16江戸の市街、17日光・水戸・松島・箱館、18横浜とその周辺、19鎌倉・伊豆・箱根、20富士山と東海道・中仙道、21京都の名所、22大坂付近と瀬戸内海、23長崎と九州・沖縄、以上の23章に分類され、各分類毎に小項目(具体的題材)を設けて1頁当たり2~4枚程度の描画等が展開される。個人的には前記9章が興味深いものの(17世紀前半と言う時代性から)客観的史料考証と言う点では脆弱性も否めないところで(240~241頁など)、この点幕末の日本を写真で記録した著名写真家の“フェリーチェ・ベアトの記録”(刑場写真・生麦事件当事者等ほかが生々しく記録された写真集文献がある)からすると見劣りがする。また(ほぼ描画・模写に依る)維新前後の明治天皇、岩倉具視、徳川慶喜、ペリー上陸模様(249~256頁ほか)、奈良・平安期の生活実態(307~8頁ほか)、幕末から明治辺りの飛脚・郵便配達風景(114頁ほか)も面白い。私は若い頃から毛色の変わった事典/辞典が好みで、(面白そうな)タイトルや体裁だけで購入しては“眺める”のが読書スタイルの1つでもあった。既にレビュー済みの『ワーズ・ワード‐絵でひく英和大図鑑』、『分解博物館‐英和ビジュアルディクショナリー』、『古代エジプトの栄光‐ナポレオン『エジプト誌』図録聚英』、『世界人物逸話大事典』、『西洋思想大事典〈全5巻セット〉』、『エンジンの事典』、『フランス百科全書絵引』、『輪切り図鑑 クロスセクション』等は、未だ私の書庫では現役である。
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上位レビュー、対象国: 日本

2019年10月26日に日本でレビュー済み
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5つ星のうち4.0 図版が語る“外国人が観察・考察・描写”した昔の日本(文化民族性)
2019年10月26日に日本でレビュー済み
本書は1987年に雄松堂出版(現・丸善雄松堂株式会社)から刊行された、主として江戸期を中心とした(外国人に依る)イラスト・版画集である。端的に言えば、いわゆる近世日本の文化人類学~民俗学的史料と言って良い。体裁は本文B5判・モノクロ(巻頭数頁にカラー口絵)、箱付・上製ハードカバー、本文494頁(うち巻頭の序文・解説頁を除くと概ね470頁程度が図版収録)、厚手本文洋紙を使用しているため多少重量感がある。アマゾンではマケプレ商品のみのようだが、参考までに丸善雄松堂(株)の公式サイトで検索すると「1987年刊」かつ「在庫あり」で「税別9200円」となっている。 本書凡例・序文解説等によると…内容は16世紀~19世紀において欧米人によって描かれた日本研究の図録・イラスト等の編集書籍である。具体的には人・事物を主体とした線描又はスケッチ類で「手書きに依る石版画、木版画、銅版画を主体」としつつ一部鮮明なものは写真を掲載したもの(以下係る図版・イラスト・写真等を含め便宜的に「描画等」とする)。これ等は「京都外国語大学附属図書館所蔵」の「60点の文献」から本書の趣旨に合致する文化人類学ないし民俗学的要素のある「1290枚」の描画等を収録しているらしい(実際にカウントするのは無理である:解題・解説付)。

本書所収描画等の殆どは版画・イラスト(一部写真)で、最も多い出典がアンペールに依る『幕末日本図絵』からで、マッシュー・ペリー使節団随行のウィルヘルム・ハイネ、エミール・ギメ随行のフェリクス・レガメ、そして日本人の手による描画等と続く(序文「日本の民俗を描いた画家たち」より)。本文の構成・内容は、1生活と習俗、2信仰と祭遊び、3遊楽と芸能、4街道と交通、5建築と学校、6農漁村にはたらく、7工房の職人、8職業いろいろ、9刑罰のかたち、10天皇・将軍と外交官、11武士と学者たち、12寺の僧侶たち、13男の服装と子供の遊び、14女性の今昔、15アイヌとその風俗、16江戸の市街、17日光・水戸・松島・箱館、18横浜とその周辺、19鎌倉・伊豆・箱根、20富士山と東海道・中仙道、21京都の名所、22大坂付近と瀬戸内海、23長崎と九州・沖縄、以上の23章に分類され、各分類毎に小項目(具体的題材)を設けて1頁当たり2~4枚程度の描画等が展開される。

個人的には前記9章が興味深いものの(17世紀前半と言う時代性から)客観的史料考証と言う点では脆弱性も否めないところで(240~241頁など)、この点幕末の日本を写真で記録した著名写真家の“フェリーチェ・ベアトの記録”(刑場写真・生麦事件当事者等ほかが生々しく記録された写真集文献がある)からすると見劣りがする。また(ほぼ描画・模写に依る)維新前後の明治天皇、岩倉具視、徳川慶喜、ペリー上陸模様(249~256頁ほか)、奈良・平安期の生活実態(307~8頁ほか)、幕末から明治辺りの飛脚・郵便配達風景(114頁ほか)も面白い。私は若い頃から毛色の変わった事典/辞典が好みで、(面白そうな)タイトルや体裁だけで購入しては“眺める”のが読書スタイルの1つでもあった。既にレビュー済みの『[[ASIN:4810423190 ワーズ・ワード‐絵でひく英和大図鑑]]』、『[[ASIN:4810422534 分解博物館‐英和ビジュアルディクショナリー]]』、『[[ASIN:4841900489 古代エジプトの栄光‐ナポレオン『エジプト誌』図録聚英]]』、『[[ASIN:4040319001 世界人物逸話大事典]]』、『[[ASIN:4582100104 西洋思想大事典〈全5巻セット〉]]』、『[[ASIN:4254230737 エンジンの事典]]』、『[[ASIN:4582485200 フランス百科全書絵引]]』、『[[ASIN:4001105314 輪切り図鑑 クロスセクション]]』等は、未だ私の書庫では現役である。
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