国際会計基準委員会の議長をも務めた白鳥栄一氏による、日本会計基準への批判本。
当時と現在では、日本の会計基準は大きく様変わりしているが、この本が出版されて10数年、だいぶ著者の言うように変わってきている。
世界を従事る程の経済大国として大きな存在感を放っていた日本において、その会計基準は決算書を正確に伝えるようなルールには程遠く、むしろ日本企業が世界をだましながら成長していくための都合のよいものであった。
97年当時、日本の中ではまだまだ国際会計基準へのコンバージェンスを行おうという空気さえなかったのに、今ではコンバージェンスが進められ、数年後には正式に適用されようとしている。
本書は日本の会計基準への批判という面だけでなく、日本への国際会計基準の適用を率先して働きかけた人の本であるというところにも価値があると感じる。
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国際会計基準 単行本 – 1998/5/23
白鳥 栄一
(著)
- 本の長さ233ページ
- 言語日本語
- 出版社日経BP
- 発売日1998/5/23
- ISBN-104822280306
- ISBN-13978-4822280307
商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
「ミスター国際会計基準」と呼ばれた第一人者が、日本企業の甘えの構図を鋭く指摘。グローバルスタンダードである国際会計基準の採用を、強く訴える。
登録情報
- 出版社 : 日経BP (1998/5/23)
- 発売日 : 1998/5/23
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 233ページ
- ISBN-10 : 4822280306
- ISBN-13 : 978-4822280307
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,208,446位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 228位国際会計
- - 66,950位投資・金融・会社経営 (本)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2009年11月22日に日本でレビュー済み
白鳥栄一という人は、昔「実践連結財務諸表」という本で以前勤めていた会社の連結決算書を作った時にとても役に立った本の著者として覚えていた。随分(多分30年くらい)前の話である。当時はまともな連結の解説本がなく(今の状況は知らないが)、当時はこの本がダントツの出来栄えだったと思う。その著者だった白鳥会計士さんが国際会計基準委員会の議長として国際会計基準の推進を前に何故日本はアカンのかを憂えられた遺作(急逝されている)。企業で経理をしていた者から言わせていただければ、国で「企業会計の筋」を通していただければ済む話だと思います。各利益団体の利害を会計で調整しようとするから元となる背骨が曲がってしまう。昔の商法も法人税もガンだったですねえ。特に租税特別措置法・・もうたちの悪い癌細胞・・。しかし今から思いますに日本人はロジカルに筋を通すのが下手ですね。これからどうなるんでしょうか??