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質的社会調査の方法 -- 他者の合理性の理解社会学 (有斐閣ストゥディア) 単行本(ソフトカバー) – 2016/12/19
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- 本の長さ272ページ
- 言語日本語
- 出版社有斐閣
- 発売日2016/12/19
- 寸法15 x 1.4 x 21.3 cm
- ISBN-104641150370
- ISBN-13978-4641150379
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商品の説明
著者について
石岡/丈昇 筑波大学大学院博士課程人間総合科学研究科単位取得退学、博士(学術)。現在、日本大学教授。主要著作『ローカルボクサーと貧困世界―マニラのボクシングジムにみる身体文化』世界思想社、2012年(第12回日本社会学会奨励賞著書の部)
丸山/里美 京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得認定退学、博士(文学)。現在、京都大学准教授。主要著作『女性ホームレスとして生きる―貧困と排除の社会学』世界思想社、2013年(第33回山川菊栄賞、第5回日本都市社会学会若手奨励賞、第3回福祉社会学会学術賞)
登録情報
- 出版社 : 有斐閣 (2016/12/19)
- 発売日 : 2016/12/19
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 272ページ
- ISBN-10 : 4641150370
- ISBN-13 : 978-4641150379
- 寸法 : 15 x 1.4 x 21.3 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 14,925位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 398位社会学概論
- カスタマーレビュー:
著者について
1967年生まれ。京都大学大学院文学研究科教授。社会学者。研究テーマは沖縄、生活史、社会調査方法論。主な著作に『同化と他者化──戦後沖縄の本土就職者』(ナカニシヤ出版 2013)、『街の人生』(勁草書房 2014)、『断片的なものの社会学』(朝日出版社 2015)、『愛と欲望の雑談』(雨宮まみと共著 ミシマ社 2016)、『質的社会調査の方法──他者の合理性の理解社会学』(石原丈昇・丸山里美と共著 有斐閣 2016)、『ビニール傘』(新潮社 2017)、『はじめての沖縄』(新曜社 2018)、『マンゴーと手榴弾』(勁草書房 2018)、『社会学はどこから来てどこへ行くのか』(北田暁大・筒井淳也・稲葉振一郎と共著 有斐閣 2018)、『図書室』(新潮社 2019)『地元を生きる──沖縄的共同性の社会学』(打越正行・上原健太郎・上間陽子と共著 ナカニシヤ出版 2020)、『100分de名著 ブルデュー「ディスタンクシオン」』 (NHK出版 2020)、『大阪』(柴崎友香と共著 河出書房新社 2021)、『リリアン』(新潮社 2021)、『東京の生活史』(筑摩書房 2021)、『生活史論集』(編著 ナカニシヤ出版 2022)など。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
久しぶりにインタビュー調査をするに当たり、学友に勧められてこちらの書籍を手に取りました。
教科書的立ち位置にありながら、読み物としても面白く、どんどん読み進められました。
手取り足取り教えてくれる先生が執筆の伴走をしてくれているような気分になります。
何度も読み直したい一冊です。
読みやすくて、わかりやすい。
質的研究とはなにかもよくわかりましたし、論文のテーマ設定で迷う方も、その課題設定をするヒントがある気がしました。
第156回芥川賞の候補に選ばれたと、2016年12月20日に発表されました。
なお、『質的社会調査の方法』の発売日は2016年12月19日です。
芥川賞の受賞作の発表は2017年1月19日なので、
このレビューを書いている時点ではまだ知ることができません。
【追記】残念ながら芥川賞の受賞を逃しました。
社会学者である岸政彦先生が、なぜ芥川賞候補に選ばれるほどの小説を書けたのか?
その答えはきっと、岸政彦先生が「他者の『語り』を聴く人」だからです。
本書では小説家ではなく社会学者としての岸政彦先生が、
「他者の『語り』を聴くこと」の面白さ、難しさ、奥深さを「語り」ます。
ここまで岸政彦先生のことばかり書いてしまいましたが、
著者の石岡丈昇先生、丸山里美先生が担当されたページも大いに読み応えがあります。
あなたが次のキーワードのうちのどれかに関係するのであれば、
ぜひ『質的社会調査の方法』を読んでみてください。
ラベリング
差別
カテゴリー化
暴力
ラポール
マックス・ウェーバー
中野卓
桜井厚
文化人類学
ナラティブ
ボランティア
インタビュー
マイノリティ
なお、次のキーワードは本文中に書いてありませんが、『質的社会調査の方法』にも関係があると思われますので、これらのキーワードに関心をお持ちの方にもお薦めします。
マイノリティ憑依
サバルタン
代弁
当事者研究
オープンダイアローグ
この世界の片隅に
『質的社会調査の方法』は大学生向けの教科書であり、著者によると「入門書」だそうです。
たとえば、本書の副題である「他者の合理性の理解社会学」というフレーズを見ただけで「マックス・ウェーバーだ」と気付ける人や、
<語りは「事実」か、「物語」か>という論点があることをすでに知っている人が
『質的社会調査の方法』を読むと、本書の内容を簡単だと感じるかもしれません。
そのような段階に達していない人には、特に強く本書をお勧めしたいと思います。
本書を読めば、驚くほど豊かな収穫があるはずです。
『質的社会調査の方法』の一番の強みは、
「この本の内容がこの本に当てはまる」
というところです。
この本の中では著者たちが取り組んだ調査が題材にされており、
調査をしたときの出会い、迷い、発見が繰り返し描かれています。
そのうえで『質的社会調査の方法』が解説されてゆきます。
著者の石岡丈昇先生は
<「人びと」ではなく「人びとの対峙する世界」を知る>
と述べていますが、この本を読めば、
<「石岡丈昇先生」ではなく「石岡丈昇先生の対峙する世界」を知る>
ということが可能なのです。
つまり、この本の読者が
「『語りを聴く人』の語り」
を聴くことで、
「語りを聴く人」
になる、という構造があります。
実際は本なので「聴く」のではなく「読む」のですが。
教科書ということなので、文体は洗練されていて、落ち着いており、柔らかさが漂っていますが、
全体を通して、著者たちがもがき苦しみながら手探りで歩いてゆく息づかいがにじみ出ていました。
この本はまるで「他者の合理性の理解」を目指す人びとへの応援歌のようにも感じました。
これだけで質的研究について研究できるかは不明
「他者の合理性を理解する」ということが、キーワードですが、読んでみると、その意味が分かります。
こういう考え方をすると、より世の中が分かるなぁと感心しました。
質的研究に関心がある方は、一読をお勧めします。
専門書としても、読み物としても楽しめます。
たまたまこの本に出会って、今までモヤモヤしていたことがかなりスッキリ。文章も読みやすくて、悩んでる最中でもとっつきやすいです。ありがとうございます。