プライム無料体験をお試しいただけます
プライム無料体験で、この注文から無料配送特典をご利用いただけます。
非会員 | プライム会員 | |
---|---|---|
通常配送 | ¥410 - ¥450* | 無料 |
お急ぎ便 | ¥510 - ¥550 | |
お届け日時指定便 | ¥510 - ¥650 |
*Amazon.co.jp発送商品の注文額 ¥3,500以上は非会員も無料
無料体験はいつでもキャンセルできます。30日のプライム無料体験をぜひお試しください。
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
病と健康をめぐるせめぎあい:コンテステーションの医療社会学 単行本 – 2022/2/14
{"desktop_buybox_group_1":[{"displayPrice":"¥6,600","priceAmount":6600.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"6,600","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"MhXwO8tvRw0n7Dz1qUY50OOokD%2BMofSd8HTY4Pr%2Ftlw%2FP5BXCNR90Bh04TfcUkkAwNOyxgSwXagPFrdxJPx8gBC2NIaZo4Kck2YKW4cGRxjT6mTHjQqpjirkxYzWO0ymSf%2FGu36rJqY%3D","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"NEW","aapiBuyingOptionIndex":0}]}
購入オプションとあわせ買い
医療化・製薬化・生物医学化した現代医療は病気の本態・原因・治療法をめぐる論争=コンテステーションを引き起こすようになった。本書は、そうした論争を具体的に取り上げ、先進社会における医療と公衆衛生に再考を迫る。
【目次】
序 章 病をめぐる論争とはなにか(黒田浩一郎)
1 「病をめぐる論争」の定義
2 現代社会において「病をめぐる論争」の生じやすい領域
3 本書で取り上げる「病をめぐる論争」
第I部 「病の原因の次元」をめぐって
第1章 不確実性をめぐる論争――内部被ばくの基準値設定(立石裕二)
1 問題意識
2 不確実性の可視化
3 不確実性に触れるのを避ける専門家
4 なぜ専門家は不確実性に触れるのを避けるのか
5 不確実性のもとでの社会的意思決定
第2章 予防接種の「副反応」をめぐる論争――1970年代の「種痘禍」論争から(香西豊子)
1 「禍」の時代とContestation
2 「種痘禍」の社会問題化
3 「種痘禍」報道以前
4 種痘の必要性と「副反応」
5 「種痘禍」論争の帰結
コラム1 化学物質過敏症(黒田浩一郎)
第II部 「先端医療」をめぐって
第3章 肥満の医療化――社会的診断の20年(山中浩司)
1 「肥満エピデミック」と「社会的診断」
2 「肥満」は「病気」か
3 「肥満」は「社会問題」か
4 「対策」と論争
第4章 死の医療化――医師幇助自殺の争点(進藤雄三)
1 「死の医療化」をめぐる概念
2 医師幇助自殺の争点化ッッその契機と論争
3 PASをめぐる論争の焦点ッッ「自然死」の構築と「気力低下症候群」概念
4 21世紀における「死の医療化」
第5章 二つのEBMの誕生(中川輝彦)
1 「対立を含んだ概念」としてのEBM
2 EBMは変容したのか
3 二つのモデル
4 EBMの誕生
コラム2 近藤誠「がんと闘うな論」(佐藤純一)
第III部 精神医学をめぐって
第6章 精神疾患診断マニュアル――DSM的理性とその不満(美馬達哉)
1 DSM-IIIという革命
2 DSMをめぐる論争
3 DSMの未来
第7章 「うつ」の診断と治療 ――アメリカ精神医学会の診断基準と新規抗うつ薬への日本の精神医学界の反応(志水洋人)
1 論争の展開ッッ問題設定
2 二つの精神医学誌ッッ記事収集と分析方法
3 分析結果
4 製薬化とグローバル化についての考察
第8章 ADHDをめぐる論争――アメリカと日本の比較(佐々木洋子)
1 ADHDをめぐる論争
2 アメリカにおけるADHDの医療化の展開と論争
3 日本におけるADHDの医療化の展開と論争
4 ADHDの医療化をめぐる日米の相違
コラム3 神経多様性(髙木美歩)
第IV部 非近代医学・科学をめぐって
第9章 代替医療における治療者資格をめぐる「論争」(佐藤純一)
1 「代替医療」の構築と展開
2 日本における「代替医療としてのホメオパシー」
3 「ホメオパシー批判」の出現
4 論争の整理
5 論争における各論者の議論
6 「ホメオパシー論争」とは何だったのか
第10章 アトピーにおけるステロイド使用――患者・医師・マスメディア・学会による論争(駒田安紀)
1 アトピーにおけるステロイド使用とその副作用
2 ステロイドの使い方に関する論争
3 ステロイドを使うべきか否かをめぐる論争
4 ガイドラインの策定とそれ以降のステロイドをめぐる論争
5 なぜ論争が生じたのか
第11章 「健康の定義」にスピリチュアリティを加えるべきか――厚生省厚生科学審議会における議論の分析(長瀬雅子)
1 WHOの「健康の定義」改正をめぐる論争
2 近代医療におけるスピリチュアリティの受け容れ
3 WHOの「健康の定義」改正案に対する日本における議論
4 厚生省厚生科学審議会における議論
5 「スピリチュアルな次元での健康」に対する医学の反論
コラム4 『買ってはいけない』対『「買ってはいけない」は買ってはいけない』(黒田浩一郎)
あとがき
索引
【目次】
序 章 病をめぐる論争とはなにか(黒田浩一郎)
1 「病をめぐる論争」の定義
2 現代社会において「病をめぐる論争」の生じやすい領域
3 本書で取り上げる「病をめぐる論争」
第I部 「病の原因の次元」をめぐって
第1章 不確実性をめぐる論争――内部被ばくの基準値設定(立石裕二)
1 問題意識
2 不確実性の可視化
3 不確実性に触れるのを避ける専門家
4 なぜ専門家は不確実性に触れるのを避けるのか
5 不確実性のもとでの社会的意思決定
第2章 予防接種の「副反応」をめぐる論争――1970年代の「種痘禍」論争から(香西豊子)
1 「禍」の時代とContestation
2 「種痘禍」の社会問題化
3 「種痘禍」報道以前
4 種痘の必要性と「副反応」
5 「種痘禍」論争の帰結
コラム1 化学物質過敏症(黒田浩一郎)
第II部 「先端医療」をめぐって
第3章 肥満の医療化――社会的診断の20年(山中浩司)
1 「肥満エピデミック」と「社会的診断」
2 「肥満」は「病気」か
3 「肥満」は「社会問題」か
4 「対策」と論争
第4章 死の医療化――医師幇助自殺の争点(進藤雄三)
1 「死の医療化」をめぐる概念
2 医師幇助自殺の争点化ッッその契機と論争
3 PASをめぐる論争の焦点ッッ「自然死」の構築と「気力低下症候群」概念
4 21世紀における「死の医療化」
第5章 二つのEBMの誕生(中川輝彦)
1 「対立を含んだ概念」としてのEBM
2 EBMは変容したのか
3 二つのモデル
4 EBMの誕生
コラム2 近藤誠「がんと闘うな論」(佐藤純一)
第III部 精神医学をめぐって
第6章 精神疾患診断マニュアル――DSM的理性とその不満(美馬達哉)
1 DSM-IIIという革命
2 DSMをめぐる論争
3 DSMの未来
第7章 「うつ」の診断と治療 ――アメリカ精神医学会の診断基準と新規抗うつ薬への日本の精神医学界の反応(志水洋人)
1 論争の展開ッッ問題設定
2 二つの精神医学誌ッッ記事収集と分析方法
3 分析結果
4 製薬化とグローバル化についての考察
第8章 ADHDをめぐる論争――アメリカと日本の比較(佐々木洋子)
1 ADHDをめぐる論争
2 アメリカにおけるADHDの医療化の展開と論争
3 日本におけるADHDの医療化の展開と論争
4 ADHDの医療化をめぐる日米の相違
コラム3 神経多様性(髙木美歩)
第IV部 非近代医学・科学をめぐって
第9章 代替医療における治療者資格をめぐる「論争」(佐藤純一)
1 「代替医療」の構築と展開
2 日本における「代替医療としてのホメオパシー」
3 「ホメオパシー批判」の出現
4 論争の整理
5 論争における各論者の議論
6 「ホメオパシー論争」とは何だったのか
第10章 アトピーにおけるステロイド使用――患者・医師・マスメディア・学会による論争(駒田安紀)
1 アトピーにおけるステロイド使用とその副作用
2 ステロイドの使い方に関する論争
3 ステロイドを使うべきか否かをめぐる論争
4 ガイドラインの策定とそれ以降のステロイドをめぐる論争
5 なぜ論争が生じたのか
第11章 「健康の定義」にスピリチュアリティを加えるべきか――厚生省厚生科学審議会における議論の分析(長瀬雅子)
1 WHOの「健康の定義」改正をめぐる論争
2 近代医療におけるスピリチュアリティの受け容れ
3 WHOの「健康の定義」改正案に対する日本における議論
4 厚生省厚生科学審議会における議論
5 「スピリチュアルな次元での健康」に対する医学の反論
コラム4 『買ってはいけない』対『「買ってはいけない」は買ってはいけない』(黒田浩一郎)
あとがき
索引
- 本の長さ328ページ
- 言語日本語
- 出版社ミネルヴァ書房
- 発売日2022/2/14
- 寸法15.6 x 2 x 21.6 cm
- ISBN-104623092437
- ISBN-13978-4623092437
よく一緒に購入されている商品
対象商品: 病と健康をめぐるせめぎあい:コンテステーションの医療社会学
¥6,600¥6,600
最短で6月10日 月曜日のお届け予定です
残り3点(入荷予定あり)
¥3,300¥3,300
最短で6月10日 月曜日のお届け予定です
残り4点(入荷予定あり)
総額:
当社の価格を見るには、これら商品をカートに追加してください。
ポイントの合計:
pt
もう一度お試しください
追加されました
一緒に購入する商品を選択してください。
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
商品の説明
著者について
《編著者紹介》*本情報は刊行時のものです
佐藤純一(さとう・じゅんいち)
1948年 福島県生まれ
1985年 大阪大学大学院医学研究科博士課程単位修得満期退学
現 在 龍谷大学社会学部客員教授
主 著 『健康論の誘惑』(共著)文化書房博文社,2000年。
『思想としての「医学概論」』(共著) 岩波書店,2013年。
美馬達哉(みま・たつや)
1966年 大阪府生まれ
1997年 京都大学大学院医学研究科脳統御医科学系修了,博士(医学)
現 在 立命館大学大学院先端総合学術研究科教授
主 著 『生を治める術としての近代医療――フーコー『監獄の誕生』を読み直す』現代書館,2015年。
『感染症社会――アフターコロナの生政治』人文書院,2020年。
中川輝彦(なかがわ・てるひこ)
1972年 和歌山県生まれ
2001年 大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程単位取得退学,修士(人間科学)
現 在 熊本大学大学院人文社会科学研究部教授
主 著 『現代社会を学ぶ』(共著)ミネルヴァ書房,2014年。
『[新版]現代医療の社会学――日本の現状と課題』(共著)世界思想社,2015年。
黒田浩一郎(くろだ・こういちろう)
1957年 福岡県生まれ
1986年 京都大学大学院文学研究科博士後期課程学修退学,修士(社会学)
現 在 龍谷大学社会学部教授
主 著 『先端医療の社会学』(共編著)世界思想社,2010年。
『[新版]現代医療の社会学――日本の現状と課題』(共編著)世界思想社,2015年。
佐藤純一(さとう・じゅんいち)
1948年 福島県生まれ
1985年 大阪大学大学院医学研究科博士課程単位修得満期退学
現 在 龍谷大学社会学部客員教授
主 著 『健康論の誘惑』(共著)文化書房博文社,2000年。
『思想としての「医学概論」』(共著) 岩波書店,2013年。
美馬達哉(みま・たつや)
1966年 大阪府生まれ
1997年 京都大学大学院医学研究科脳統御医科学系修了,博士(医学)
現 在 立命館大学大学院先端総合学術研究科教授
主 著 『生を治める術としての近代医療――フーコー『監獄の誕生』を読み直す』現代書館,2015年。
『感染症社会――アフターコロナの生政治』人文書院,2020年。
中川輝彦(なかがわ・てるひこ)
1972年 和歌山県生まれ
2001年 大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程単位取得退学,修士(人間科学)
現 在 熊本大学大学院人文社会科学研究部教授
主 著 『現代社会を学ぶ』(共著)ミネルヴァ書房,2014年。
『[新版]現代医療の社会学――日本の現状と課題』(共著)世界思想社,2015年。
黒田浩一郎(くろだ・こういちろう)
1957年 福岡県生まれ
1986年 京都大学大学院文学研究科博士後期課程学修退学,修士(社会学)
現 在 龍谷大学社会学部教授
主 著 『先端医療の社会学』(共編著)世界思想社,2010年。
『[新版]現代医療の社会学――日本の現状と課題』(共編著)世界思想社,2015年。
登録情報
- 出版社 : ミネルヴァ書房 (2022/2/14)
- 発売日 : 2022/2/14
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 328ページ
- ISBN-10 : 4623092437
- ISBN-13 : 978-4623092437
- 寸法 : 15.6 x 2 x 21.6 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 816,735位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
星5つ中3.6つ
5つのうち3.6つ
全体的な星の数と星別のパーセンテージの内訳を計算するにあたり、単純平均は使用されていません。当システムでは、レビューがどの程度新しいか、レビュー担当者がAmazonで購入したかどうかなど、特定の要素をより重視しています。 詳細はこちら
3グローバルレーティング
虚偽のレビューは一切容認しません
私たちの目標は、すべてのレビューを信頼性の高い、有益なものにすることです。だからこそ、私たちはテクノロジーと人間の調査員の両方を活用して、お客様が偽のレビューを見る前にブロックしています。 詳細はこちら
コミュニティガイドラインに違反するAmazonアカウントはブロックされます。また、レビューを購入した出品者をブロックし、そのようなレビューを投稿した当事者に対して法的措置を取ります。 報告方法について学ぶ
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2024年3月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書は医療化論を軸に据えた「病をめぐる論争」に関する論文集です。病の原因の次元、先端医療、精神医学、非近代医学・科学の4部構成です。第11章(「健康の定義」にスピリチュアリティを加えるべきか)が読みたくて本書を購入しました。随分前ですが、何かの論稿でWHOの健康定義に霊性が加えられるらしいと書かれていたのを読んで、WHOも愈々スピリチュアルになったのか?やっぱり耶蘇教組のごり押しか、と勝手に解釈しておりました。しかし本稿を読むと、そもそも議論の申し出はイスラム世界(東地中海地域事務局)からであったが、ホスピスなど近代医療における霊性の需要の高まりもあり80年代後半にWHOでも何度か議論されたものの、その後世界保健総会の議題には上らず「健康の定義」改正には至らなかったと。ただし、改正提案について審議した日本政府の審議会では、医学者/医師から業務独占を盾にした明確な反対意見が出されたとのことであった。所謂医療の専門職支配という点ではわかりやすい話だと思いました。その他、新「うつ」病(の医療化)をめぐる製薬産業と精神医学界との関わりにも触れられていて興味深い。なお、老婆心ですが、本書を読む前に例えば『よくわかる医療社会学』などで社会学概念の整理をおさらいしておくと、多岐にわたる議論の内容がすんなり頭に入るようになると思います。