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ネオコンの論理 単行本 – 2003/5/23
- 本の長さ154ページ
- 言語日本語
- 出版社光文社
- 発売日2003/5/23
- ISBN-10433496155X
- ISBN-13978-4334961558
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商品の説明
商品説明
最近アメリカの外交政策に懸念を覚えているヨーロッパ各国の指導者は、ニューヨーク・タイムズ紙(2002年7月21日付)が「真実の時」と表現したものに向かっていると感じている。長年に及ぶお互いの恨みつらみや緊張関係を経て、突然、アメリカにとってのほんとうの国益と同盟国の利益とが、大きく隔たっていることがわかるようになり、大西洋をはさんだ関係自体も変わってしまって、それはもう後戻りのできないところまできている可能性もある。ヨーロッパはアメリカを、強引で、一方的で、必要以上に好戦的だと見ているし、アメリカはヨーロッパを、疲れきっていて、不真面目で、弱い存在だと考えている。両者の怒りと不信感は、ますますひどくなり、さらに無理解を呼んでいる。
2002年の夏、ロバート・ケーガンはポリシー・レビュー誌の中で、この袋小路にはまり、追い詰められた両者に、互いの立場から自分自身の見直しをするよう迫った。第2次大戦後の大きく異なったヨーロッパとアメリカの歴史を追いながら、ケーガンがはっきりと述べているのは、一方は血塗られた過去から脱出する必要性から力と脅威に関する国境を超えた信念が生まれ、もう一方は必然的に力とグローバルな影響力によって「ポストモダン・パラダイス」の擁護者として進歩を遂げたことだ。このすぐれた分析は、アメリカ、フランス、日本の政府にも議論を呼ぶことになるだろう。必読の書である。(Book Description)
--このレビューは、同タイトルのハードカバーのレビューから転載されています。
出版社からのコメント
著者ロバート・ケーガンは、国務省出身でワシントンポスト等のコラムニスト。日本のマスコミでも、ネオコン(新保守主義)を代表する論客として紹介されています。
本年二月に米クノッフ社から刊行された本書は、<ホワイトハウスでプライベートに語られていることを公にした本>として欧米のマスコミ/政財界に大きな衝撃を与え、忽ち全米ベストセラーとなりました。
150頁余りのコンパクトなこの本を読めば、ブッシュ政権の戦略の理論背景とイラク戦争後の世界の行方がわかるといっても過言ではありません。ぜひご一読を!
内容(「MARC」データベースより)
登録情報
- 出版社 : 光文社 (2003/5/23)
- 発売日 : 2003/5/23
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 154ページ
- ISBN-10 : 433496155X
- ISBN-13 : 978-4334961558
- Amazon 売れ筋ランキング: - 74,372位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 27位アメリカのエリアスタディ
- - 78位政治学 (本)
- - 280位政治入門
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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ヨーロッパとアメリカの断絶を分析したもの。
イラク戦争とか、そういう最近の動向と直接は関係ない。
そうではなくて、アメリカが(現実的に)どう考え、
ヨーロッパは(理想的に)どう考えるかを、
その理由を含めて分析し、
(アメリカの)国としてあるべき姿を描いたもの。
ネオコンとかいうと、「極右」的な
イメージが強すぎて、
利権に結びついて、とにかく戦争従ってるやつだとか、
思われがちだけど、
この本から如何に彼らが現実的な考え方をしているかが分かる。
この本はもっぱらヨーロッパとアメリカの
軍事的な側面からの分析しかなされていないが、
「国際社会」「外交」といったものに興味があるなら
必見である。
特に、「平和」とか理想に引っ張られやすい人は、
この本の現実主義的な物事の捉え方に多くのものを得るだろう。
ケーガンの偽善、ウソのかたまり。
それなりに楽しみました。
現在のオバマ政権は筆者が言うところの「ポストモダン」な、国際法が遵守され、道義がものをいう世界への仲間入りを目指しているようにも見える。しかしながら、現在でも共和党には筆者のような思想の持ち主が存在しているし、さらに筆者によれば米国の軍事力信奉、単独行動主義は米国の歴史に内在してきたものである。オバマ政権でネオコン的な要素がどのように発露されていくのか、要注目であろう。本書は、オバマ政権の今だからこそ読まれるべき書物である。
著者のヨーロッパに対する評価は辛辣であるが、その殆どが本質を突いており、傾聴に値するものである。そして、本書出版後から15年が過ぎた現在においてこそ、その評価の正しさが立証されていることは、もっと高く評価されるべきとも言える。
一方で、敗戦後のイラクが日本やドイツの様になると本気で考えている節が出てくることからも、その単純過ぎる表層ばかりの論理に些か辟易するところもある。
併し、国家の脅威認識とその評価や外交政策と軍事力の有効性、道義性及び妥当性について、平易かつ論理的に学ぶことができ、大変勉強になりかつ為になる本である。
どんな考え方なんだろうと思って読んでみたのですが、読んだのが遅かったせいか、新聞や雑誌で書いてある以上の内容には思えなかった。
あの当時に記事や情報を発信しないといけない方たちにとっては有益な情報だったのかもしれないけど、今となってはあまり必要性を感じない。本として薄いのはいいけど。
ヨーロッパとの関係から書かれているからか、だからといって「北朝鮮」へどのような対応をするのか読み取るのは難しいように感じた。
この「パワーバランス的なくくりで内在的な理想を、対外的に実力行使を含め主張する事が、どれ程意味のある事なのか疑問でしかない」という思想こそ、日本の寛容の精神であると考えられます。日本人はWW(笑笑)II以来謙虚なんだよ馬鹿野郎。と考えられてよかったので星5つ。
ここ迄一貫してると気持ちいい。ただ、仲良くやろうぜ。頼むよ。マジで。ちなみに最近はもう恥かしい「死語」の領域に踏み込んだ、「グローバル・スタンダード」であるが、そもそもがこの本に書かれている内容の事であった事がわかる。会社でまだ、そんな恥かしい事を言っている人には、この本の内容を教えてあげよう。必ず感謝されるだろう。