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植物はそこまで知っている ---感覚に満ちた世界に生きる植物たち 単行本 – 2013/4/17
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外界を見きわめながら植物は生きる ----多田多恵子氏
問うべきは、植物に知能があるかどうかではない。
「植物は知っているのか?」であり、その答えならイエスだ。
植物は光や色の微妙な違いを知っており、それぞれに反応する。
植物は周囲に漂う香りを知っており、空中にある微量の揮発性物質に反応する。
植物は何かに接触したときそれを知り、感触の違いを区別できる。
重力の方向も知っていて、芽を上に、根を下に伸ばすよう姿勢を変えることができる。
過去のことも知っている。以前に感染した病気や耐え忍んだ気候を憶えていて、
それをもとに現在の生理作用を修正する。
もし植物が「知っている」のなら、私たちは植物とどうかかわり合えばいいのだろう? (本書「エピローグ」より)
【目次】
◆ 1章 植物は見ている
植物学者ダーウィン/生長をやめないタバコ/日の長さを測る/分子遺伝学から見た植物の視覚/概日リズムの進化的な起源
◆ 2章 植物は匂いを嗅いでいる
エチレンの信号/食の好みにうるさい寄生植物/葉は盗み聞きするのか?/植物はコミュニケーションしているのか?
◆ 3章 植物は接触を感じている
ハエトリグサの罠/水圧で葉を動かす/接触によって活性化する遺伝子/植物とヒトの「感じ方」
◆ 4章 植物は聞いている
音楽と植物の疑似科学的な関係/植物にもある「難聴」遺伝子/植物の進化に聴覚は必要か?
◆ 5章 植物は位置を感じている
上か下かを知る遺伝子を探せ/ヒトの耳石、植物の平衡石/宇宙での実験/釣り合いをとりながら育つ
◆ 6章 植物は憶えている
ハエトリグサの短期記憶/長期記憶、またはトラウマ/エピジェネティクス/世代を超えて伝わる記憶/知能をともなう記憶?
◆ エピローグ 植物は知っている
謝辞
訳者あとがき
図版出典
原注
- 本の長さ192ページ
- 言語日本語
- 出版社河出書房新社
- 発売日2013/4/17
- 寸法13.4 x 1.8 x 19.4 cm
- ISBN-10430925280X
- ISBN-13978-4309252803
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商品の説明
著者について
遺伝学者。イスラエルのテルアヴィヴ大学の植物学の教授、同大学のマンナ植物バイオ科学センター所長。米国のイェール大学のポスドク当時、COP9シグナロソーム遺伝子群を発見、世界的に注目されている。
矢野 真千子
翻訳家。兵庫県生まれ。訳書に『解剖医ジョン・ハンターの数奇な生涯』『感染地図』『ES細胞の最前線』『迷惑な進化』『大腸菌』『遺伝子医療革命』『アートで見る医学の歴史』など多数。
登録情報
- 出版社 : 河出書房新社 (2013/4/17)
- 発売日 : 2013/4/17
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 192ページ
- ISBN-10 : 430925280X
- ISBN-13 : 978-4309252803
- 寸法 : 13.4 x 1.8 x 19.4 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 419,621位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 644位植物学
- カスタマーレビュー:
著者について

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カスタマーレビュー
お客様のご意見
お客様はこの植物研究書について、以下のような評価をしています: 興味深く読めたという声が多く、物語を聞くように読み進められると好評です。植物の不思議を知った気分になり、植物の能力を科学的に冷静に論じているようです。また、分かりやすさや科学的さについても高く評価されています。簡潔でわかりやすい訳文があり、古今東西に興味深い内容だと感じています。サイエンティストらしい明晰な議論が書かれていることも指摘されています。
お客様の投稿に基づきAIで生成されたものです。カスタマーレビューは、お客様自身による感想や意見であり、Amazon.co.jpの見解を示すものではありません。
お客様はこの本の興味深さを高く評価しています。植物の奥深い意味に感嘆し、物語を聞くように読み進められると好評です。植物の感覚について面白く記述されており、植物研究を志す高校生必読だと感じています。また、専門性にうんざりせず、物語を聞くように読み進められ、遺伝子レベルの調節も含めてシステマティックに理解できる点も魅力的だと考えています。
"とても興味深く、一気に読むことができた。 その理由は、 ①無理のない分量と構成..." もっと読む
"...是非立ち読みでもいいので、読まれることをお勧めしたいです。 兎に角、工学系の私としては、知らない事ばかりで、とても面白かったです!! 樹木同士が助け合う、子育てに似た行為、光を感じるだけではなく、臭い、味、触覚、記憶までもあるとは!!..." もっと読む
"植物の奥深い意味にただ感嘆。 難しい箇所もありましたが 興味深く読めました。 確実に植物への考えが変わりました。" もっと読む
"専門性にうんざりせず、物語を聞くように読み進められ、植物の環境適応のメカニズム研究が、遺伝子レベルの調節も含めてシステマティックに理解できる。植物研究を志す高校生必読かも!" もっと読む
お客様はこの植物の不思議を知った気分で、植物の能力について科学的な見解を示しています。植物の能力を科学的に冷静に論じており、感覚に満ちた世界に生きる植物たちであることを理解しているようです。
"植物の奥深い意味にただ感嘆。 難しい箇所もありましたが 興味深く読めました。 確実に植物への考えが変わりました。" もっと読む
"植物のすごさがこの一冊で理解できる。身近な植物が、より一層身近に感じられる。" もっと読む
"植物はそこまで知っている: 感覚に満ちた世界に生きる植物たち..." もっと読む
"植物の能力を科学的に冷静に論じています..." もっと読む
お客様はこの本について、簡潔でわかりやすい訳文と説明を高く評価しています。また、植物研究を志す高校生にも適していると感じています。
"...②理路整然とした著者の思考 ③簡潔でわかりやすい訳文(常体) ④余計な物語を読まされる必要がない ⑤変に擬人化していない ⑥興味深い古今東西、宇宙での実験結果..." もっと読む
"専門性にうんざりせず、物語を聞くように読み進められ、植物の環境適応のメカニズム研究が、遺伝子レベルの調節も含めてシステマティックに理解できる。植物研究を志す高校生必読かも!" もっと読む
"読みやすく分かりやすい訳であっという間に読み終えてしまいました" もっと読む
お客様はこの書籍について、極めて科学的でナチュラルな議論が評価されています。サイエンティストらしい明晰な議論があり、読み終わった後も「植物は知っている」と愛着を込めて言うことができると感じています。
"NHKの番組で、植物の驚くべき能力について知ったばかりですが、科学的に、植物の五感を動物と対比して同じDNAが動いていながら、機能的には違う働きをしていて、面白いです。 科学的にというのがミソですね。..." もっと読む
"...こんな具合に問い、植物についての様々な研究事例を網羅的に引用、紹介し解き明かしていく。極めて科学的で、それでいてナチュラルである。だから読み終わった後でも、それでも「植物は知っている」と愛着を込めて言うことができる。..." もっと読む
"サイエンティストらしい明晰な議論。 五感や知覚というと語弊となるが、動詞としてのそれらは比較対照できる程度に植物にも備わっているというのが基本主張である。 人間が神の声を内なる声を聴いていると隠喩するのと同じである。 ただし、聴覚は寧ろ植物にはないことが実証されている。..." もっと読む
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中にエラーが発生しました。ページを再読み込みしてください。
- 2018年9月21日に日本でレビュー済みAmazonで購入とても興味深く、一気に読むことができた。
その理由は、
①無理のない分量と構成
1章 植物は見ている
2章 植物は匂いを嗅いでいる
3章 植物は接触を感じている
4章 植物は聞いている
5章 植物は位置を感じている
6章 植物は憶えている
エピローグ 植物は知っている 〜167頁
②理路整然とした著者の思考
③簡潔でわかりやすい訳文(常体)
④余計な物語を読まされる必要がない
⑤変に擬人化していない
⑥興味深い古今東西、宇宙での実験結果
⑦遺伝子レベルでの人との比較
⑧植物と人との感覚の違い
⑨ハエトリグサの短期記憶
ある時間内での2点接触で閉じる
⑩植物には、「手続き記憶」(人は他に「意味記憶」、「エピソード記憶」)がある
⑪植物の長期記憶と「エピジェネティクス」(遺伝子発現制御機構学)
本書でのヒストンとクロマチンの説明はイメージしやすい
⑫植物の生きる知恵?は、ある種の知性と言えるか?
⑬植物の知性?と人の知性に共通する部分と違う部分は何か?
⑭植物研究が、人工知能研究に役立つことがあるか?(⑫〜私のつぶやき)
等である。
- 2019年8月6日に日本でレビュー済みAmazonで購入是非立ち読みでもいいので、読まれることをお勧めしたいです。
兎に角、工学系の私としては、知らない事ばかりで、とても面白かったです!!
樹木同士が助け合う、子育てに似た行為、光を感じるだけではなく、臭い、味、触覚、記憶までもあるとは!!
庭木の手入れも大切なのだと思いました。
- 2023年7月10日に日本でレビュー済みAmazonで購入NHKの番組で、植物の驚くべき能力について知ったばかりですが、科学的に、植物の五感を動物と対比して同じDNAが動いていながら、機能的には違う働きをしていて、面白いです。
科学的にというのがミソですね。例えば、植物にクラシックを聴かせるとよく育ち、ロックを聴かせると萎れるとかの、ロマンティック(疑似科学的)な論とは距離を置いていて、私的には好感が持てます。植物には残念ながら聴覚はないのです。音波の振動は検知できそうですが。
NHKでの、虫に葉を食べられると、天敵を呼ぶ化学物質を出すという説明では、植物には意思があるように勘違いしそうですが、それは昆虫との共進化と説明しています。
植物が虫に葉を食べられた時に出す物質は他の葉に防御反応を伝えるためで、それを検知して緊急参集する(笑)虫の天敵の昆虫が進化に有利になった結果に過ぎない。
この説明が進化論的には納得できます。
ただ、植物には太陽の光や重力を検知して芽や根の伸びる方向を変えたり、食虫草のように、葉に触れた虫の大きさを検知して葉を閉じることもできます。短期記憶も持っています。
そのメカニズムには、もちろん科学的に解明されていることも多くて、植物には脳はないけれども、私の理解した範囲では動物の脊髄反射や免疫のような無意識の反応に似た能力があります。
メカニズムの一つを紹介すると、重力を検知するのは動物の耳の平衡感覚を司る機能に似ていて、根と茎の維管束の周りの組織に重りのような密度の高いものがあって、その偏りで植物は重力を知ることができます。
短期記憶も手続き記憶で、食中草は葉を閉じるにはエネルギーがいるので、小さい虫では割が合わず、ある程度大きい獲物を知るために、2カ所にある時間続けて触れると、大きい虫と判断して、葉を閉じる。そのメカニズムは、細胞のカルシウム濃度である閾値に達することで判断しています。
類書の中では、科学的で客観的だと思います。お勧めです。
- 2022年10月21日に日本でレビュー済みAmazonで購入植物に未知な部分が多いが、擬人化は危険。
- 2020年9月20日に日本でレビュー済みAmazonで購入植物の奥深い意味にただ感嘆。
難しい箇所もありましたが
興味深く読めました。
確実に植物への考えが変わりました。
- 2021年10月4日に日本でレビュー済みAmazonで購入専門性にうんざりせず、物語を聞くように読み進められ、植物の環境適応のメカニズム研究が、遺伝子レベルの調節も含めてシステマティックに理解できる。植物研究を志す高校生必読かも!
- 2020年7月31日に日本でレビュー済みAmazonで購入高校の生物の教科書をもう一度読みたくなる、とても興味深い一冊でした。
細胞壁という単語がでてきてこんなに(ひとりで)盛り上がったことはないです。これがあれか!という感じがとてもあり、センター試験くらいの知識があれば「あー!あったあった!それがこれなんだ!」という風になると思います。
そんなことのために宇宙で実験をしてるんだ!?と思うようなことも結構でてくるのですが、植物を知れば人間を知ることにも繋がるのでしょうね。
この本にもし続編とかあればよみたいですね。
- 2018年9月27日に日本でレビュー済みAmazonで購入人間の五感と植物の生理的反応を照らし合わせて解説がなされている。
確かに植物はあたかも五感があるかのような反応を示すことがある。植物はヒトとの五感に関わる共通の遺伝子を持っているという。本書は決してスピリチュアルな本でもないし、似非科学的な本でもない。例えば、聴覚において、ヒトと植物には同じ遺伝子があるという。それでは、植物は、聴いているのだろうか?ーー。ヒトにおいては聴覚の為の遺伝子でも、植物では、それは根にあり、水を吸収する働きをしているという。だが、音には発育が促されるなど何らかの反応を示すという。「植物は音を聴いているのか?」こんな具合に問い、植物についての様々な研究事例を網羅的に引用、紹介し解き明かしていく。極めて科学的で、それでいてナチュラルである。だから読み終わった後でも、それでも「植物は知っている」と愛着を込めて言うことができる。
個人的には、最近、古生物にも関心が及び、本書もそれに通づるものがあり、かなり初期の段階で、植物と共通の祖先を持ち、それが分岐し、20億年という時間をかけてそれぞれの進化を遂げた、ということが、感覚として捉えることができたことが喜ばしい。とてもいい本です。