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博覧会の政治学―まなざしの近代 (中公新書 1090) 新書 – 1992/9/1

3.8 5つ星のうち3.8 18個の評価

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 中央公論新社 (1992/9/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1992/9/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 300ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4121010906
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4121010902
  • カスタマーレビュー:
    3.8 5つ星のうち3.8 18個の評価

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吉見 俊哉
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2014年1月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
これは、人間動物園が紹介されている本です。万博での出来事。どう感じ、どう考えるかは、時代背景も考えながら人権の問題として考えてみてください。本は日本語版です。
2020年4月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
せつかく購入しましたが、コロナウイルス感染予防のため大学の前期の授業がなくなりました。(聴講生)ですのでやむを得ない状態で、まだ読み終わらない状態です。悪しからず。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2012年8月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
近代に動かされ生じた博覧会という装置を仕掛けた人々、見に出かけた人々が、少しずつ近代を動かしていく。副題に「まなざしの近代」とあるように感覚の変化、おもに視覚の変化に注目しながら、資本主義、帝国主義を押し進めた近代の動きを論じていく1992年の本。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2009年2月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
 政治学というほどのもではない。このタイトルはオーバすぎる。しかし、ヨーロッパの近代の発展の一つの見地として「博覧会」が作用していたことは、納得できた。遅れてやってきた日本と博覧会との関係も分かったが、日本の博覧会自体がヨーロッパのコピー、それも19世紀の写しであるから、かなり色あせていたと実感できた。
 今出来上がっているパリの町並みが博覧会と密接に関連づけられていたこともよく分かる。フランス革命以降、美術館を含めた”展示”というシステムがどう変っていくのかも面白い点であった。
 次は上海と聞く。しかし、歴史を紐解けば、もう使い古されてイベントであることがよく分かる。ざっとでも目をを通す価値がある。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2007年3月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
万博学と呼ばれる学問は…ありません。見方によって全然違ったものになってしまうから、そもそも学問としては成り立たないのでしょう。事実、この本もそうだし、万博関係の本が図書館でどういう分類されているかを見てみるといいです。「産業」だったり「イベント」だったり「西洋史」とか「メディア」とか様々で収拾がつきません。しかし、自分のように万博にかかわり、自分にとっての万博という視座が既にしてある人が、「はて万博とは一体なんだったのか」と疑問に思ったときに、この本は読むべきでありましょう。

正直最初読んだときは、社会学や文化研究に門外漢だった私にはよくわからないところが多かった(今も、残念ながら全部理解できてない気が…)。でも、ビブリオに挙げられた本を丁寧に辿って、もう一度この本を読んでみると、驚くほど理解できたのです。

自分にとっての万博は何だったのかなあ、と思う方はたぶんこの本のどこかにピンと来るでしょう。万博って結局そういうものなのかも。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2010年8月18日に日本でレビュー済み
本書は近代を、まなざしに注目して、分析している。まなざしの場として取り上げられるのは、博覧会、百貨店などである。

これらまなざしの場は、帝国主義のプロパガンダ装置、消費文化の広告装置、大衆娯楽的見世物として用いられた。

博覧会等のまなざしの場を、権力装置と捉える視点は面白かった。

学術的な本の感想としては、そぐわないかもしれないが、第一章の1851年ロンドン万博の水晶宮の描写は、とても生き生きとしていてよかった。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2005年11月2日に日本でレビュー済み
 まず、評者は愛・地球博にもオリンピックにもサッカーや野球の国際対抗戦にも<<ほとんどまったく>>興味のない人間であることを明記しておく。わたくしは常々カルスタなるものは退屈なしろものだと思っているが、残念ながら「博覧会」をつうじてその政治性を提示しようとした本書でもその根本的なつまらなさを免れていないような気がして仕方がない。もっとも、本書はカルスタというよりは、正当な社会学に近い研究ではあるが・・。部分的には「原住民」の展示とか、日本人の万博の受容形態とか、参考になる箇所はあったものの、「だから何?」と結論としては首をかしげてみたくなるのだ。
 しかし、反面それは評者がこのようなイベントの政治性ゆえに意識的にそれらに関心を持たないようにしているためかもしれない。だから、このようなイベントを好むかたにとっては逆に非常に興味深く、参考になる本なのかもしれない。よって、読者層によってはアピールする本なのだろう。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2013年6月15日に日本でレビュー済み
 本書は『 博覧会の政治学―まなざしの近代 (中公新書) 』(1992年)の再刊。
「19世紀から20世紀にかけて全盛期を迎える博覧会は、帝国主義と消費社会、それに
大衆娯楽という3つの要素を融合させてきた。博覧会は、帝国主義のプロパガンダ装置で
あると同時に、消費者を誘惑してやまない商品世界の広告装置である。そしてそれはまた、
多くを近世以来の見世物から受け継いでもいたのだ。本書は以下、一方では、このような
3つのテーマ、すなわち、『帝国』のディスプレイ、『商品』のディスプレイ、『見世物』と
しての博覧会という3つのテーマを縦糸とし、他方では、欧米における万国博覧会と、
日本における国内博覧会の参照関係を横糸としながら、博覧会が、近代の大衆の感覚や
欲望をどのように動員し、再編していったのか明らかにしていくことを試みたい」。

「帝国」、「商品」、「見世物」というよりも、本書の真のテーマは
ミシェル・フーコー
エドワード・サイード ヴァルター・ベンヤミン の3人を博覧会という素材に絡めて
復習すること、とでも言い換えた方が個人的にはよほどしっくりと来る。
 その上で、本書に目新しい点を見出すならば、筆者の言うような「スペクタクルの社会
理論」の第一歩というよりも、日本の博覧会史に「まなざし」を再構築しようとする試み。
「博覧会とは、その透明な分類学的秩序のうちに、地球上で『発見』されるすべてを記号と
して配列していくまなざしの空間である」。
「表tableau」に従って配列されるオリエンタリズムの座標の中で「ヨーロッパが一方的に
『日本』をまなざし」ただけの経験であるかに見せて、「ヨーロッパにまなざされた日本は、
確実に、そして熱烈に『ヨーロッパ』をまなざしてもいた」。そしてそのことが後に、「日本も
また、アジアの帝国主義国家として、20世紀以降、欧米の博覧会に見られたのと同様の
植民地主義を、自国の博覧会に好んで取り入れていく」、そんな日本式「帝国」の形成を
博覧会の延長線上に読み解こうとする。

 既存の理論のおさらいに終始しているようで、結びで語られる例えば「博覧会はけっして、
たんに産業技術や工芸デザインの発展史からのみ捉えられるような中立的な空間ではない
……その本質においてきわめて政治的でもあれば、イデオロギー的でもある文化の戦略的な
場なのである」なんてことばに説得力をもたせるだけの議論を本書が提示しているようには
思えない。他のテーマを用いても語り得ただろうことが博覧会においても観察できました、
と報告されても、あえて博覧会を持ち出すそのインセンティヴは何? と首を傾げてしまう。
 フーコーの権力論を少しでも噛み砕いたかたちで把握するための参考書としては、まあ、
優秀なのではなかろうか。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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