アジア遊学<161> 「偽」なるものの「射程」
目次
序章 偽書を取りまく「文化」の厚み-韓国の事例の一端から 第1章 東アジア諸国の「偽」の世界(インド大乗仏教における偽書・擬託の問題-とくに龍樹の著作を中心にして 中国近代にとって「偽書」とは何か-「偽書」と「疑古」の二十世紀 神々との対峙-伝李公麟筆「九歌図」は何を訴えたか ベトナムにおける偽経と善書の流伝-仏道儒三教と民間信仰の交渉をめぐって ほか) 第2章 日本における「偽」なるものの展開(偽書生成の源泉-『天台伝南岳心要』と多宝塔中釈迦直授をめぐって 「苦凡若聖偈」の形成と享受 親鸞の実像を求めて-『高田親鸞聖人正統伝』はなぜ「偽書」と見破られなかったか モノによる物語の真実化-モノのエトキと「伝説」 『征韓録』から『征韓武録』へ-読みかえられる泗川の戦いと狐出現の奇瑞 ほか)
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