感想・レビュー
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けいた
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10章 中国国民政府および国民党と蒙疆政権/はじめに出される、「なぜ国民政府・国民党が内蒙地域で有効な抗戦体制を樹立できなかったのか」という問の答えは、国民党側の群雄割拠、思想的には大漢族主義が「反漢親蒙」の日本側の経営を利したこと、である。地理的には、当時の国民党が確保できていたのは、伊克昭盟、アラシャン、など限られた。本書の他の章と突き合わせることが想定されているのかもだが、この10章のみでは、蒙疆政権側の対応ないし、双方の政策に対する応答、対抗が見えてこないのが不満。*蒙側の代表人物栄祥はだれ?2018/08/10