内容説明
軍施設周辺での虐殺事件を解明し、犠牲者の追悼を続ける地域の人びと。いま、若い世代がその活動に学び、地域に根ざす研究の可能性をさぐる。
目次
第1部 調査者とともにたどる関東大震災朝鮮人虐殺事件の地域(船橋市営馬込霊園・「船橋無線塔記念碑」を歩く;八千代市高津・大和田新田・萱田を歩く;「軍郷」習志野を歩く)
第2部 千葉県における関東大震災と朝鮮人犠牲者追悼・調査実行委員会のあゆみ(関東大震災朝鮮人虐殺研究の二つの流れについて―アカデミックなアプローチと運動的アプローチ;千葉県における関東大震災と朝鮮人犠牲者追悼・調査実行委員会の活動1―『いわれなく殺された人びと』(一九八三年)刊行まで
千葉県における関東大震災と朝鮮人犠牲者追悼・調査実行委員会の活動2―遺骨の発掘と慰霊碑建立)
第3部 聞き書き記録(実行委員会への聞き書き;船橋における慰霊碑建立と追悼式について)
著者等紹介
田中正敬[タナカマサタカ]
一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程修了。現在、専修大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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