目次
社会史論争と一九三〇年代の中日史学思潮
誤訳・重訳と文芸政策としての理論生産―レーニン「党の組織と党の文学」の中国語訳を手掛かりにして
悔蔑、趣味、そして憧憬から脅威へ―近代日本知識人の中国表象
研究ノート 下位春吉とイタリア・ファシズム
一九三四年周作人の日本再訪とその周辺
ピラミッド高しといえども…―平壌高等普通学校時代の金史良
一九三〇年代日本語雑誌における在朝日本人女性の表象―『朝鮮及満洲』の女給小説を中心に
金素雲と佐藤春夫 一九四〇年―『乳色の雲』序文をめぐって
渡辺晨畝と「日満聯合美術展覧会」
戦時下の思考と眼差し―金子光晴・森三千代の「北支」旅行
「無国籍者」のこだわり
著者等紹介
上垣外憲一[カミガイトケンイチ]
1948年5月3日生。東京大学大学院人文科学比較文学比較文化課程修了。学術博士(比較文学・比較文化)。大手前大学総合文化学部教授を経て、大妻女子大学比較文化学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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