内容説明
経営者の内面から企業を取り巻く市場の構造まで組織の経済学と市場の経済学で考える。精鋭執筆陣が理論と実証によりひとつながりの企業像を結ぶ。
目次
第1部 企業の構造(リーダーシップ―指導性の理論;組織における退出と発言の補完的機能;会社法制と企業統治―企業所有の比較法制度分析;資産特殊性と企業の境界―明治期筑豊地域における炭鉱と鉄道)
第2部 企業組織の成長(組織と市場の均衡分析―多様性と進化;複数単位企業の生産組織―20世紀初頭における鐘淵紡績会社の合併;技能の修得と能力の学習―日本の内部労働市場における賃金動態;わが国における長期雇用の重要性低下―労働者の平均勤続年数の短期化)
第3部 企業と市場(市場競争と研究開発投資―相対評価アプローチ;排他条件付取引の反競争性―理論的進展;市場統合と熟練形成;製品市場と職場組織―理論と実証)
著者等紹介
中林真幸[ナカバヤシマサキ]
1969年生まれ。現在、東京大学社会科学研究所教授
石黒真吾[イシグロシンゴ]
1969年生まれ。現在、大阪大学大学院経済学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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