出版社内容情報
高等学校での日本史の枠組みを基礎において,古代・中世・近世・近代そして現代の時代ごとに北海道島と先住民族であるアイヌの歴史をまとめた書。日本史の授業に役立つテキスト。1テーマ見開き構成で、左ページが本文、右ページに写真・コラムなど。
加藤 博文[カトウ ヒロフミ]
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若園 雄志郎[ワカゾノ ユウシロウ]
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内容説明
北海道島とアイヌ民族の歴史を高校での日本史の枠組みを基礎において、通史的に概観するテキスト。
目次
第1部 アイヌ形成に至る歴史
第2部 北海道島におけるアイヌの形成
第3部 近世国家とアイヌ
第4部 近代国家の成立とアイヌ民族支配
第5部 大正・昭和初期の日本とアイヌ民族
第6部 戦後民主国家の成立とアイヌ民族
著者等紹介
加藤博文[カトウヒロフミ]
北海道大学アイヌ・先住民研究センター教授
若園雄志郎[ワカゾノユウシロウ]
宇都宮大学地域デザイン科学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Rieko Ito
1
高校生からを対象として高校教諭が中心に執筆しており、文章は平易で写真・図が多く読みやすいが、内容は濃い。平易なだけによく頭に入り、理解しやすい。世界史的視点もあるのは良い。同じ出版社の「アイヌ民族の歴史」(関口明他著)は詳しいが、日本史の知識に乏しい私には理解しにくいところもあった。各部末に自習問題がついているが、これを大人も真面目にやってみると非常に理解が深まる。2022/09/25
sunaba
0
学校の副読本のような体裁をとりつつ、図版やコラムが多くてためになり、説明も簡明だった。2024/01/29
y
0
アイヌ民族が北海道に昔から住んでいて、明治頃に本州からの開拓で虐げられたことは、何となく知っていたけれど、通史としては初めて読みました。 教科書的なまとめ方でとても読みやすかったです。 個人的には、民族的な特徴をアピールするのも、同じ民族内でも賛否両論あるのが、目から鱗でした。 とはいえ、もうちょっと文化的な側面を学びたかったです。2018/06/12