出版社内容情報
上村 忠男[ウエムラ タダオ]
監修
内容説明
若き日のクローチェ、ジェンティーレにフランスの革命的サンジカリスト、ソレルもくわわりマルクス主義哲学者ラブリオーラの諸著作をめぐる激しい論争が繰り広げられた19世紀末のイタリア。師とも言うべきラブリオーラ、そしてマルクスに挑んだ「不実な」弟子たちの格闘を追うアンソロジー。
目次
共産主義者宣言を記念して(一八九五年)(アントニオ・ラブリオーラ)
唯物論的歴史観について(一八九六年)(ベネデット・クローチェ)
史的唯物論の一批判(一八九七年)(ジョヴァンニ・ジェンティーレ)
社会主義と哲学について語る(一八九七年)(アントニオ・ラブリオーラ)
マルクス主義のいくつかの概念の解釈と批判のために(一八九七年)(ベネデット・クローチェ)
マルクス主義における必然性と宿命論(一八九八年)(ジョルジュ・ソレル)
実践の哲学(一八九九年)(ジョヴァンニ・ジェンティーレ)
イタリアにおける理論的マルクス主義はどのようにして生まれどのようにして死んだか(一九三八年)(ベネデット・クローチェ)
解説 アントニオ・ラブリオーラと「不実な」弟子たち―イタリア版「マルクス主義の危機」論争(一八九五‐一九〇〇年)
著者等紹介
上村忠男[ウエムラタダオ]
1941年生まれ。東京外国語大学名誉教授。学問論、思想史専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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