Minerva人文・社会科学叢書<br> なぜ日本型統治システムは疲弊したのか―憲法学・政治学・行政学からのアプローチ

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Minerva人文・社会科学叢書
なぜ日本型統治システムは疲弊したのか―憲法学・政治学・行政学からのアプローチ

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  • サイズ A5判/ページ数 313p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784623075058
  • NDC分類 312.1
  • Cコード C3331

出版社内容情報

戦後70年を経て、制度疲労をおこした統治システム その論点を整理し、未来への改革の方途を提示する戦後70年が経過し、日本の統治システムも制度疲弊をおこしている。冷戦崩壊・政権交代などを経て、現在求められている統治システムとはどのようなものなのか?
本書は、国会、内閣、選挙制度など、様々なテーマについて第一線の研究者が考察する。現状と課題を分析し、これからの時代のために最適な制度の形を模索した研究成果の集大成である。

はしがき

第1章 議院内閣制(上田健介)
    ??国民・国会・内閣の関係
 1 議院内閣制と日本国憲法
 2 制度改革の諸構想???「首相公選制」論
 3 制度改革の諸構想???「官邸主導」「国民内閣制」
 4 諸構想の分析
 5 日本の議院内閣制の特徴
 6 国会改革へ向けて

第2章 象徴天皇制(原田一明・笠原英彦)
    ??憲法第1章と皇室典範
 1 「象徴」天皇の地位をめぐる諸問題
 2 天皇の権能??国事行為の再構成
 3 外国賓客との特例会見をめぐる憲法問題
 4 天皇の地位と権限に関する改革提案(皇位継承を除く)
 5 象徴天皇制下の皇室制度をめぐる歴史的背景と現状分析
 6 皇室制度の見直しに関する研究動向???政府による研究
 7 皇室制度の見直しに関する研究動向???民間における研究
 8 今後の課題??象徴天皇制と安定的皇位継承

第3章 国  会(久保田哲)
    ??議会の評価と両院制の展望
 1 日本における議会の歴史
 2 国会の評価??研究史的視点
 3 参議院をめぐる歴史と研究
 4 国会改革に向けた提言

第4章 内  閣(西岡 晋)
    ??首相の指導力と政治の大統領制化
 1 「弱い」首相から「強い」首相への変化
 2 議院内閣制と「政治の大統領制化」
 3 議院内閣制下の「弱い首相」
 4 大統領制化する「強い首相」
 5 大統領制化した議院内閣制の行方

第5章 司法制度(曽我部真裕)
   ??司法制度改革と裁判所・裁判官像の転換
 1 今次の司法制度改革の経緯
 2 司法制度改革審議会意見書と改革の実施
 3 司法の容量拡大
 4 司法の開放性と司法の独立
 5 司法制度改革で問われていたもの

第6章 財政制度(片桐直人)
    ??実質的意味の財政憲法と“財政のかたち”
 1 我が国財政の現状
 2 日本国憲法と財政制度
 3 国庫制度と会計制度
 4 租税と国債
 5 財政の決定と統制
 6 財政制度の課題と展望

第7章 政  党(苅部 直・小川原正道)
    ??政党の近代化と政党制のあり方
 1 最近の研究動向と論点整理
 2 歴史的背景
 3 敗戦後の政党再編と政党法
 4 「腐敗」と政党政治
 5 戦後の「包括政党」とその後

第8章 選挙制度(岩渕美克)
    ??分かりやすい選挙へ向けて
 1 選挙制度改革の経緯
 2 日本における選挙制度の歴史
 3 選挙制度論
 4 選挙制度改革に向けて

第9章 地方自治(長野 基)
    ??「ローカルな民主主義」と政府体系の再編
 1 日本の「地方政府」の基本設計
 2 政治的代表機構を通じた自治政
 3 直接民主主義に基づく自治「政」
 4 「痛みの再分配」をめぐる“自治【みずからおさめる】”
 5 「政府体系」の再編成
 6 「ローカルな民主主義」を担保する仕組みの構築

第10章 政治改革(柏原宏紀・門松秀樹)
    ??政官関係と政治資金問題を中心に
 1 政治改革をめぐる研究動向??1994年の政治改革関連四法以降を中心に
 2 政官関係
 3 政治資金をめぐる問題??政治資金規正法の制定と改正を中心に

第11章 行政改革(宇野二朗)
    ??省庁割拠体制を超えて
 1 「橋本行革」の制度設計
 2 中央省庁再編と官邸・内閣機能強化のその後
 3 国家公務員制度改革の進展
 4 独立行政法人の整理合理化と制度の再構築
 5 省庁割拠体制の再構築

あとがき
索  引

大石 眞[オオイシ マコト]
監修

縣 公一郎[アガタ コウイチロウ]
編集

笠原 英彦[カサハラ ヒデヒコ]
編集

内容説明

戦後70年が経過し、日本の統治システムも制度疲労をおこしている。冷戦崩壊・政権交代などを経て、現在求められている統治システムとはどのようなものなのか?本書は、国会、内閣、選挙制度など、様々なテーマについて基本的な視座から第一線の研究者が考察する。現状と課題を分析し、これからの時代のために最適な制度の形を模索した研究成果の集大成である。

目次

第1章 議院内閣制―国民・国会・内閣の関係
第2章 象徴天皇制―憲法第1章と皇室典範
第3章 国会―議会の評価と両院制の展望
第4章 内閣―首相の指導力と政治の大統領制化
第5章 司法制度―司法制度改革と裁判所・裁判官像の転換
第6章 財政制度―実質的意味の財政憲法と“財政のかたち”
第7章 政党―政党の近代化と政党制のあり方
第8章 選挙制度―分かりやすい選挙へ向けて
第9章 地方自治―「ローカルな民主主義」と政府体系の再編
第10章 政治改革―政官関係と政治資金問題を中心に
第11章 行政改革―省庁割拠体制を超えて

著者等紹介

大石眞[オオイシマコト]
東北大学法学部卒業、法学博士。現職、京都大学大学院総合生存学館(思修館)教授。専攻、憲法学

縣公一郎[アガタコウイチロウ]
シュパイアー行政大学院博士課程修了、Dr.rer.publ.現職、早稲田大学政治経済学術院教授。専攻、行政学

笠原英彦[カサハラヒデヒコ]
慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程修了、法学博士。現職、慶應義塾大学法学部教授。専攻、日本政治史・日本政治論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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oasam

1
異なる研究者の論文集。タイトルにはあるのですが、システムの疲弊ぶりがあまり伝わってこず、他人事を聞いているような印象でした。各論文の結論も、現在行われようとしている国の改革と同じ方向で、知的な刺激はありませんでした。2018/04/29

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