出版社内容情報
新型コロナウイルスのパンデミックはかつてない社会的混乱を招いている。
日本・台湾・韓国・中国・香港はこの危機にどう対応したのか。
都市封鎖や各種の自粛措置、メディア戦略、「新しい生活様式」等の各国の政策から、疫病除けの妖怪「アマビエ」の流行、各国の宗教対策まで、メディア・社会・宗教など多様な視点から比較検証。
国家と市民社会の関係、社会のゆがみを浮き彫りにし、国境を越えた連帯と共感の必要性を問い直す
内容説明
未知の脅威に向き合い、新しい世界を切り拓くための指標を提示!新型コロナウイルスのパンデミックはかつてない社会的混乱を招いている。日本・台湾・韓国・中国・香港はこの危機にどう対応したのか。都市封鎖や各種の自粛措置、メディア戦略、「新しい生活様式」などの各国の政策から、疫病除けの妖怪「アマビエ」の流行、各国の宗教活動まで、メディア・社会・宗教など多様な視点から比較検証。国家と市民社会の関係、社会のゆがみを浮き彫りにし、国境を越えた連帯と共感の必要性を問い直す。
目次
序言 境界を越えた「連帯」のコミュニケーションへ―ポストコロナ時代の東アジア
第1部 ポストコロナ時代の政治とコミュニケーション(日本における新型コロナウイルス感染症とマスメディア報道―ジャーナリズム論からの分析と示唆点;新型コロナ対策優等生台湾の初動体制―開いたものと閉じたもの;開放性・透明性・民主的参加に基づく先制的対応が功を奏して ほか)
第2部 新型コロナウイルスと変容する社会(百年前のマスク―「スペイン風邪」瞥見;「自粛」する日本社会―三十四年分の新聞記事を数えてみる;COVID‐19影響下のリモートワークで派生した組織コミュニケーション課題―特に「身体性問題」(DX/RWの穽陥)を超える為に ほか)
第3部 コロナ時代にみる東アジアの信仰の姿(祭礼の中止、妖怪の流行―「疫病除け」を手掛かりに;疫病と民間信仰―祭礼・アマビエ・鼠塚;コロナ問題と現代宗教 ほか)