PHP新書<br> 卑弥呼以前の倭国五〇〇年 - 銅鐸、明刀銭、多紐鏡をめぐって

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卑弥呼以前の倭国五〇〇年 - 銅鐸、明刀銭、多紐鏡をめぐって

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  • サイズ 新書判/ページ数 217p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569840895
  • NDC分類 210.2
  • Cコード C0221

出版社内容情報

銅鐸、明刀銭、多鈕鏡の分布と古代文献から、卑弥呼以前の日本の大陸との交流の足跡を追う。倭国はたんなる島国ではなかった!

大平 裕[オオヒラヒロシ]
著・文・その他

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

犬養三千代

10
同じことの繰り返しが多くてちょっとうんざり。、30ページを200ページに引き伸ばす感。文献がほぼ少なすぎる時代なのだがなぜ朝鮮半島から金官伽耶が消えたかの考察あればなと2019/11/09

naginoha

8
うーん、いまいち。 「倭は燕に属す」という記述は、確かにもっとクローズアップされても良いと思うが、あとはほぼ妄想の繰り返し。2018/08/21

清角克由

3
日本の歴史と言えば、卑弥呼から始まるような歴史書が多い中、それ以前の倭国はどうだったのかについて考察された本。ちょうどキングダム時代にあたる燕との関係が中国の史書に記載されているのは知らなかった。広範な調査や文献を調査されていて説得力がある 朝鮮半島や燕の貨幣や銅製品が日本で発掘されていると言うこともこの本無しにはしらなかったとおもう。 著者の大平裕さんは、卑弥呼関係の本で他の本も読んだことのある著者(邪馬台国近畿説)。 後書きを読んで驚いたのは、この方大平正芳元首相の息子さんだということ😲2022/04/22

のりきよ

3
元総理大臣である大平正芳氏の息子さんが書いた本。ところどころで根拠希薄な推測は多かったものの、春秋戦国時代まで遡って日本と大陸の交流の痕跡を探る着眼点や、銅鐸の起源の分析などは非常に勉強になった。又、筆者の最終的な結論も自分の考えと大筋では似ており、好感が持てた。2020/07/13

うたまる

3
卑弥呼以前の倭国の姿を探る考古学的考察本。従来は史書頼みだったが、最近では発掘が進み出土品や遺跡からも研究が深まっているらしい。記録無き時代の日本がどのようなものだったのか、期待で胸が膨らむ。が、残念ながら羊頭狗肉。出土品とその数については事実だけど、その解釈があまりにも恣意的で決して考証的でない。洞穴で900年間の貨幣が見つかれば、そこは対外交易の重要拠点ではなく財貨の隠し場所と考える方が自然。燕の明刀銭が出土したからといって、必ずしも鋳造当時に日本に来たとも限らない。情念だけで先走っているようだった。2019/02/26

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