PHP新書<br> 世界一幸福な国デンマークの暮らし方

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世界一幸福な国デンマークの暮らし方

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  • サイズ B40判/ページ数 206p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569709475
  • NDC分類 302.389
  • Cコード C0230

出版社内容情報

国民の幸福度世界一の生き方を童話から学ぶ。

なぜマッチ売りの少女は幸せになれたのか? アンデルセンの童話を題材に、国民の幸福度世界一の国デンマークの生きる知恵を学ぶ。

『マッチ売りの少女』にあるような厳寒、貧困の国であったデンマークは、戦後の社会福祉国家としての制度改革によって、いまや「国民の幸福度ランキング」で世界第一位の生活大国となった。世界でいちばん幸せな生き方とはどういうものなのか? デンマークにあって日本にないものとは何か? デンマーク人の心に二百年間宿りつづけたアンデルセン童話を手がかりに、自由、自律、責任、貧困、政治、教育、社会、福祉などの問題について再考する。

▼◎第一章 『マッチ売りの少女』―― 貧困を考える、◎第二章 『はだかの王様』―― 政治を考える、◎第三章 『みにくいアヒルの子』 ―― 教育を考える、◎第四章 『赤い靴』―― 社会のあるべき姿を考える、◎第五章 『ナイチンゲール』―― 福祉を考える、◎第六章 『人魚姫』―― 自律することを考える

●はじめに ――世界で一番幸せな国・デンマーク 
●第一章 マッチ売りの少女が幸せになるには ――貧困を考える 
●第二章 はだかの王様のように騙されない ――政治を考える 
●第三章 みにくいアヒルの子をいじめたのはなぜ? ――教育を考える 
●第四章 赤い靴は無責任の教え ――社会のあるべき姿を考える 
●第五章 ナイチンゲールの歌声は介護の心 ――福祉を考える 
●第六章 人魚姫の選択 ――自立することを考える 
●おわりに ――デンマークを目指した私

内容説明

「マッチ売りの少女」にあるような厳寒、貧困の国であったデンマークは、世界大戦後、社会福祉国家としての制度改革を成し遂げ、いまや「国民の幸福度ランキング」で世界第一位の生活大国となった。デンマークにあって日本にないものとは何か?世界でいちばん幸せな生き方とは?「みにくいアヒルの子」「はだかの王様」「人魚姫」など、デンマーク人の心に百五十年以上宿りつづけたアンデルセン童話を手がかりに、自由、責任、政治、教育、福祉、貧困など日本社会が抱える問題について、身近な視点から再考する。

目次

第1章 マッチ売りの少女が幸せになるためには―貧困を考える
第2章 はだかの王様のように騙されない―政治を考える
第3章 みにくいアヒルの子をいじめたのはなぜ?―教育を考える
第4章 赤い靴は無責任の教え―社会のあるべき姿を考える
第5章 ナイチンゲールの歌声は介護の心―福祉を考える
第6章 人魚姫の選択―自律することを考える

著者等紹介

千葉忠夫[チバタダオ]
1941年東京都生まれ。67年に福祉国家の実態の勉強を志して渡欧。デンマークで社会福祉の実践を学び、現地で社会福祉現場活動に従事。91年N.E.バンクミケルセン記念財団を設立。97年には日欧文化交流学院を設立し、日欧交流のためのさまざまな活動を行う。現在、デンマークのボーゲンセ市在住。日欧文化交流学院学院長、N.E.バンクミケルセン記念財団理事長。2008年「社会福祉における国際協力の推進」の功績により外務大臣表彰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

レモン

37
ちょうど『知ら恥』シリーズ2の内容とリンクしていた本書。アンデルセン童話の教訓になぞらえて福祉とは何か、自由・平等・共生・連帯とはどういう意味かなど、デンマークの福祉制度を解説されている。優先座席や女性専用車両があることは逆差別に当たり、「お年寄りや妊婦に当たり前に席を譲る人はいない」と宣言しているようなものとあり、ハッとした。日本では当たり前の光景となっており何の疑問も持っていなかった。全体的に利己主義の考え方を変えていかなければならないのだろう。2022/10/18

ミスターテリ―(飛雲)

33
子供の頃から、デンマークをはじめ北欧は福祉国家だと認識してきたが、昔は貧しい国であったのに、世界で初めて教育の義務制を行ったように、努力してそういう国を作り上げた結果で。個人的な考えだが、日本は田中角栄が日本列島改造論で、金権政治中心の国づくりに邁進した頃から方向を間違ったような気がする。特に国の根幹となる子供の教育は大切で、デンマークが行っている施策で勉強になることが多い。例えば●学校は義務教育ではなく、教育の義務があるだけで、うちの子供に合わないと親が判断すれば学校に行かなくてよく、親が教えればいい。2023/06/26

犬こ

26
デンマークは、教育と福祉が充実している国であり、それは国民が幸福であると感じるのにとても大事なファクターだと思います。その分、税金がとても高いわけですが、デンマークの人達はそれをおかしいと思わないそうで、むしろ日本人が税金を多く払うのに拒絶反応が強く、その割りに、国への社会福祉や児童保育の要求が高いのは確かに歪みが生じるなと。2017/10/22

18
世界一幸福な国がデンマークだっったということが驚き。しかし著者の書いていることで、「それってあなたの感想ですよね?」って突っ込みたくなる様なところが所々あった。また、著者の述べていることの中で、日本をディスっているところが結構あり、ちょっと後味が悪かった。満足度22020/12/19

ちさと

10
デンマークには5年間住みました。国民の幸福度が高いのは、暗くもの寂しい季節が長いことや、遠く離れた異国事情への無知、小さな事に感謝の気持ちを持ちやすい国民性もあるのでは。財政上医療は大幅な縮小傾向、公立校は移民で溢れ、税金は地の果てまで追いかけてくる行政ですが。2018/07/11

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