目次
完全制御型植物工場の普及には何が必要か
第1章 植物栽培用LEDの設計(LED植物工場の課題;栽培光源としてのLEDの特徴 ほか)
第2章 植物工場の栽培ノウハウ(簡単にできる植物栽培方法;養液栽培の生理障害対策 ほか)
第3章 量産型LED植物工場の実際(量産型完全LED植物工場「コスモサンファーム」;コスモファーム岩見沢の照明技術と冷却方法 ほか)
第4章 店産店消植物工場の実際(店産店消植物工場ブームの理由;シェフの農園の照明技術 ほか)
著者等紹介
森康裕[モリヤスヒロ]
2003年、東海大学大学院理学研究科博士課程修了。2003年から2011年まで東海大学理学部非常勤講師。現在、(株)植物工場開発取締役
高辻正基[タカツジマサモト]
1962年、東京大学工学部応用物理学科卒業。同年、(株)日立製作所に入社し、中央研究所主任研究員、基礎研究所研究主幹を歴任。1974年から植物工場の研究を始める。1991年から2007年まで東海大学開発工学部教授。2004年から2009年まで東京農業大学客員教授。現在、(財)社会開発研究センター理事、植物工場・農商工専門委員会委員長、日本生物環境工学会名誉理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
サンダーバード@怪しいグルメ探検隊・隊鳥
74
近頃ちょっとしたブームになっている植物工場。「閉鎖された空間でLEDの光を浴びて、水耕栽培で育つ野菜」って聞かされるとえーっと思うけど、実はいい所もたくさんある。①閉鎖空間なので害虫がいない、よって無農薬、低農薬が容易。②シベリアや北欧など厳冬の地域、大型タンカーの中など野菜の栽培が出来ない地域でも栽培可能。③植物の栽培に最適な波長の光を当てることにより、驚いたことに通常栽培の野菜よりもビタミン、ミネラルが豊富な野菜になる。従来の農業を否定するつもりはないけど、日本の次世代農業として期待できる。★★★2014/03/29
C-biscuit
11
図書館で借りる。技術革新が続く植物工場においては、少し古い本であり、おそらく現状では新たな事例等が出ていると思われるが、基本を学ぶために読む。タイトルの通りLEDの植物工場にスポットを当てており、LEDについて詳しく解説されている。特に波長については詳しく説明されており、最適なLEDの選定に役立つと思われる。また、立ち上げ方についても書かれている本であり、採算性についても詳しい損益計算がされている。やはりLEDのコストが重要であるようだが、人件費も恐ろしくやすい。パートということだが、考えさせられる。2016/10/18
オザマチ
5
野菜の生産は「工業製品」のようには行かないということが分かる。植物の成長に適した波長のLEDを多用すればいいかと思いきや…2013/07/10
-
- 和書
- 豊前国戦国事典