ちくま学芸文庫<br> 徒然草

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ちくま学芸文庫
徒然草

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  • サイズ 文庫判/ページ数 494p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480092861
  • NDC分類 914.45
  • Cコード C0195

出版社内容情報

内容は後日登録

内容説明

後悔せずに生きるには、毎日をどう過ごせばよいか。「思索する読書人」兼好が自由な心で書き綴った珠玉の随筆。独創的な断章スタイルは精神の運動を活発にさせ、生きられる時間の短さに警鐘を打ち鳴らす記述と、柔軟でユーモアに富む記述とを自在に往還する。明晰な言語感覚と、全方位に開かれた視界。この世の全てを相対化し、虚無の陥穽から身を翻す兼好。そこから新しい『徒然草』の顔が見えてくる。振舞いと心遺いが文化の本質であり、いまを生きる喜びこそが虚無をも越える最良の手段なのだ。混迷する現代にあって、大人ゆえにいま味わえる人生の達人の文学を、流麗な訳文と新校訂原文で構成。

目次

徒然なるままに
いでや、この世に
古の聖の御代の
万にいみじくとも
後の世の事、心に忘れず
不幸に、愁へに沈める人
我が身のやんごと
化野の露、消ゆる時無く
世の人の心惑はす事
女は、髪のめでたからん〔ほか〕

著者等紹介

兼好[ケンコウ]
1283年頃‐1352年頃。鎌倉時代末期から南北朝にかけての激動期を生きた文学者。神道の家柄である卜部家の出身。若き日に後二条天皇に仕えたが、三十歳頃までに出家。無常の認識と人生の生き方を、とらわれのない目で綴った『徒然草』は、日本文学史上屈指の名品。また、歌人としても活動して、「和歌四天王」の名声を博す。晩年は、古典の書写にも名筆を揮った

島内裕子[シマウチユウコ]
1953年生まれ。東京大学文学部国文学科卒業。同大学院修了。博士(文学)。放送大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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KAZOO

111
徒然草の全訳の本です。高校時代を懐かしみながら読ませてもらいました。全訳の本というのはあまり無いのでいい本に巡り合えました。兼好という人物がよく浮かび上がる感じがします。博学でかなりいろんな人物も知っているということでこのような随筆が書けたのでしょう。訳者はわたしがよく読んでいる古典の日記について専門である島内景二先生の奥様でした。2023/08/25

こーた

67
有職故実。なんとも心憎いことばである。いまではすっかり忘れさられてしまった、先人の知恵に対する敬意。いや、それは当時すでに失われていて、兼好はそのことを苦々しく思っていたからこそ、故実の美しさを、つれづれなるままに書き綴った、ということか。故実には理よりも美がある。理をもってあらわされたその文には、美が宿っている。常ならざる、あはれ、なこの世にあって、その美はいまだ古びていない。2017/07/02

kazuさん

37
徒然草の全段244の原文、素晴らしい訳、分かり易い解説が載っている。有職故実、日常生活、人生哲学、仏教思想、日本美、芸術、政治、伝承など内容は多岐に渡る。兼好法師の博識と深い教養に驚かされた。徒然草は、室町時代から、多くの人々に読まれて来た。島内裕子氏の丁寧な訳により、原文の解読が十分にできなくても、その内容を正確に把握できるのは、ありがたい。全内容の大略が理解できたので、次に、古語辞典を片手に原文をもう一度じっくり味わいたいと思った。2024/02/22

名言紹介屋ぼんぷ

15
「世は定めなきこそいみじけれ。」2023/03/05

Maasan

13
学生時代の愛読書を何十年か振りに再読。当時は兼好のラジカルな物言いや一貫性を求めない論評に表層的な面白みを感じていたが、歳を重ねた今、その言葉の一つ一つにリアルな実感と深い共感を抱く。花鳥風月、日々の暮らし、人間関係、結婚恋愛等、あらゆる場面における兼好特有の美意識や価値観に、現日本人にまで繋がる文化的独自性を見出し、また人はどのように生きるべきかという人生論に、なるほどその通りだと深く頷かされる。思考・感情ともに一つ所に留まらず、全てを相対的・包括的に見守る兼好の「陽の無常観」が、清々しく心に染み渡る。2024/03/16

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