ちくま新書<br> 憲法政治―「護憲か改憲か」を超えて

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ちくま新書
憲法政治―「護憲か改憲か」を超えて

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  • サイズ 新書判/ページ数 320p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480074478
  • NDC分類 323.149
  • Cコード C0231

出版社内容情報

「憲法改正」とは何なのか? 緻密な取材を重ね、永田町を動かした改憲論議を読み解く。アカデミズムとジャーナリズムを往還し、憲法をめぐる政治の潮流を描く。

内容説明

憲法と政治には、一筋縄ではいかない相互作用のダイナミズムが働いている。憲法は民主政治のプロセスを形づくる法であると同時に、そのプロセスを通じて、憲法自体が改正されることもありうるからだ。本書では、こうしたダイナミズムを「憲法政治」と定義し、国会の信任で内閣が成り立つ「議院内閣制」の統治構造に切り込んで、憲法改正の難しさの深層を考察する。緻密な取材を重ね、「憲法改正」をめぐる現実政治の潮流と統治構造の改革論を重層的に描くドキュメント。

目次

序 「憲法を巡る政治」の一〇年
第1章 改憲が自己目的化する力学 2012~2013
第2章 集団的自衛権と憲法九条 2013~2015
第3章 象徴天皇と「アベ政治」 2015~2016
第4章 首相が改憲を提案するとき 2016~2017
第5章 「自衛隊明記」へ自民攻防 2017~2018
第6章 「中山ルール」の重みと限界 2018~2019
第7章 コロナとデジタル「新しい中世」 2020~2021
終章 憲法改正論議の三原則

著者等紹介

清水真人[シミズマサト]
日本経済新聞編集委員。1964年生まれ。東京大学法学部卒業、同年日本経済新聞社に入社。政治部(首相官邸、自民党、公明党、外務省を担当)、経済部(大蔵省などを担当)、ジュネーブ支局長を経て、2004年より現職。広島大学大学院人間社会科学研究科特任教授を兼務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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わび

5
経済財政諮問会議の分析を契機に統治改革論へウイングを広げていった著者の関心が「憲法を巡る政治」に行き着いたのは必然というか何と言うべきか。本書は、必要な議席を擁し、スローガンに掲げ続けた安倍政権がなぜ改憲にこぎ着けなかったのかを重厚に描き出す。大きなポイントは、憲法を巡る審議について国会主導かつ与野党の合意を重んじる慣例があること。選挙の多い政治カレンダーも加わり、首相主導の政治風景と噛み合っていないことが指摘される。終章で提言される国会の機能強化も著者の「平成デモクラシー」整理からすれば説得的である。2022/02/21

Go Extreme

1
「憲法を巡る政治」の一〇年 改憲が自己目的化する力学 2012〜2013: 内閣法制局も「首相支配」 集団的自衛権と憲法九条 2013〜2015: 「解釈改憲」への陰路 「長谷部ショック」と分断国会必 象徴天皇と「アベ政治」 2015〜2016: 「天皇退位」で半年空白 首相が改憲を提案するとき 2016〜2017 「自衛隊明記」へ自民攻防 2017〜2018 「中山ルール」の重みと限界 2018〜2019 コロナとデジタル「新しい中世」 2020〜2021 感染症対策と統治システム ゆるふわ立憲主義の国2022/01/23

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0
憲法審査会もここまで人間関係で成り立ってるとは驚いた。改憲が「究極の議員立法」だとすれば、自民党の改憲案が内容以前に何言ってるのかわからなかったのも納得。枝野の安倍に対する態度に私怨を感じていたのだが、それが気のせいでなく、ちゃんと理由があったのだと知れたのも本書の収穫。あとがきから読み始めた方が著者の意図は分かりやすい。2022/04/15

Ra

0
「平成デモクラシー」を理論的基盤に,憲法をめぐる政局(「憲法政治」)の10年を,憲法学者の言動を交えながら論述。「中山ルール」に代表される憲法政治の独特の間合いは変容。令和改元は憲法政治の停滞を招いたことは読んでいたが,そこにおける両院議長差配の全会派手続きが憲法政治のネクストステップに活かし得たという証言は興味深い。2022/02/05

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