出版社内容情報
「憲法改正」とは何なのか? 緻密な取材を重ね、永田町を動かした改憲論議を読み解く。アカデミズムとジャーナリズムを往還し、憲法をめぐる政治の潮流を描く。
内容説明
憲法と政治には、一筋縄ではいかない相互作用のダイナミズムが働いている。憲法は民主政治のプロセスを形づくる法であると同時に、そのプロセスを通じて、憲法自体が改正されることもありうるからだ。本書では、こうしたダイナミズムを「憲法政治」と定義し、国会の信任で内閣が成り立つ「議院内閣制」の統治構造に切り込んで、憲法改正の難しさの深層を考察する。緻密な取材を重ね、「憲法改正」をめぐる現実政治の潮流と統治構造の改革論を重層的に描くドキュメント。
目次
序 「憲法を巡る政治」の一〇年
第1章 改憲が自己目的化する力学 2012~2013
第2章 集団的自衛権と憲法九条 2013~2015
第3章 象徴天皇と「アベ政治」 2015~2016
第4章 首相が改憲を提案するとき 2016~2017
第5章 「自衛隊明記」へ自民攻防 2017~2018
第6章 「中山ルール」の重みと限界 2018~2019
第7章 コロナとデジタル「新しい中世」 2020~2021
終章 憲法改正論議の三原則
著者等紹介
清水真人[シミズマサト]
日本経済新聞編集委員。1964年生まれ。東京大学法学部卒業、同年日本経済新聞社に入社。政治部(首相官邸、自民党、公明党、外務省を担当)、経済部(大蔵省などを担当)、ジュネーブ支局長を経て、2004年より現職。広島大学大学院人間社会科学研究科特任教授を兼務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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