筑摩選書<br> 女教師たちの世界一周―小公女セーラからブラック・フェミニズムまで

個数:
電子版価格
¥1,595
  • 電書あり

筑摩選書
女教師たちの世界一周―小公女セーラからブラック・フェミニズムまで

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年05月24日 03時11分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 272p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784480017406
  • NDC分類 372
  • Cコード C0322

出版社内容情報

『小公女』のミンチン先生といえば、冷たく醜い悪役。そんな偏見にも負けず、女教師たちは高度な女子教育を大英帝国に広めていった。大冒険の光と影を描く。

内容説明

『小公女』に登場するミンチン先生といえば、意地悪で醜い独身女。女教師に対してこんな冷たい眼差しが注がれていた一九世紀イギリスで、男子校に引けを取らない教育を行う、教師養成のための女子校が誕生した。女教師は女教師を育て、やがて活躍の場を求めてイギリス本国を飛び出していく。インドやカナダ、アフリカ、そして西インド諸島―。大英帝国にイギリス式女子教育を広める冒険の旅は、各地に何を残したのか。その旅路の果てに、知られざる「ブラック女教師」の物語が立ち現れる。

目次

第1章 ミドルクラス女子の生きる道―『ジェイン・エア』と『小公女』(『ジェイン・エア』―女教師とガヴァネス、どちらがましか;『小公女』―ミンチン女学院校長の苦悩)
第2章 帝国の女教師―直轄植民地インドと自治領カナダ(インド―「文明化の使命」の行使先;白人定住地域へ―女校長協会の活躍 ほか)
第3章 バッシング―戦後の混乱のはけ口(反動のはじまり―女子中等教育の完成期;敵視される女教師たち―ドロシー・セイヤーズ『学寮祭の夜』)
第4章 新天地を求めて―アフリカ、西インド植民地のイギリス型女子教育(アフリカ支配地域―女校長協会の植民地進出;ジャマイカ―肌の色と女子教育 ほか)
第5章 「ブラック女教師」の誕生―植民地教育を受けた子どもたちの来英(ウィンドラッシュ世代―「必要とされてやってきた人々」の苦闘;ベヴァリー・ブライアン―知られざる「ブラック女教師」の物語)

著者等紹介

堀内真由美[ホリウチマユミ]
1963年生まれ。公立中学校教諭を経てロンドン大学教育研究所修士課程、大阪大学博士課程修了。博士(文学)。現在、愛知教育大学教育学部准教授。イギリス近現代女性史、ジェンダー論、ポストコロニアル研究、ブラック・フェミニズムを専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。