内容説明
仕事の効率性や生産性を考えたとき、会社や組織にとって充実した制度は不可欠である。しかし一方で、規則やマニュアルに捉われすぎれば、刻々と変化する状況に身動きが取れず、むしろ仕事の質は低下しかねない。知恵とは、状況に応じて判断する能力である。その時、その瞬間、その相手に対してどう振る舞うのが賢明かを、見極める能力である。知恵を身に付けることこそが、質の高い仕事を生み出す。知恵は社会を豊かにし、人々に幸せと充足をもたらす。そしてそれは人間ならば誰しもが備えている能力なのである。
目次
第1部 知恵とはなにか、なぜ知恵が必要なのか(知恵の必要性;知恵とはなにか―清掃員と判事;バランスを取る行動)
第2部 知恵のメカニズム(賢明になるべく生まれついている;感情とともに考える―感情移入の価値;経済学習―知恵のメカニズム)
第3部 知恵の戦争(知恵を除外する―判事が裁きをやめ、医師が処方をやめるとき;賢明になるための感情移入を蝕むもの;丸暗記はまっぴら―行きすぎた画一化と才気ある無法者の出現;モラルを忘れた機関)
第4部 希望の源(システム変革者;知恵と幸福)
著者等紹介
シュワルツ,バリー[シュワルツ,バリー][Schwartz,Barry]
スワースモア大学で社会理論と社会改革政策の教鞭を執る。専門は心理学と経済学。世界中の財界人が集まる会議での講演にひっきりなしに声がかかる人気講演者でもある。フィラデルフィア在住
シャープ,ケネス[シャープ,ケネス][Sharpe,Kenneth]
スワースモア大学政治学教授。専門は政治哲学、公共政策、及びアメリカ外交政策。ペンシルバニア州スワースモア在住
小佐田愛子[コサダアイコ]
大阪外国語大学仏語学科卒業。英語科教諭勤務を経て、翻訳者に転身。ビジネス書から、実用、ミステリ小説まで、幅広いジャンルの翻訳を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Koichiro Minematsu
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keiriek1101
呑司 ゛クリケット“苅岡