内容説明
日系企業の進出ラッシュに沸くメキシコ自動車産業。拡充するサプライチェーンのなかにメキシコ企業の姿はまばらだ。なぜメキシコ企業はサプライチェーンに参入できないのか。その理由をサプライチェーンの歴史的な形成経路と構造に探る。
目次
第1章 メキシコという国
第2章 成長するメキシコ自動車産業
第3章 自動車産業の担い手
第4章 北米サプライチェーン形成前史
第5章 サプライチェーンの再構築
第6章 北米サプライチェーンの構造
第7章 なぜメキシコ企業はサプライヤーになれないのか
終章 メキシコ企業のサプライチェーン参入の可能性
著者等紹介
星野妙子[ホシノタエコ]
1952年神奈川県生まれ。1981年一橋大学大学院社会学研究科後期博士課程単位修得、満期退学、アジア経済研究所(IDE)入所。研究所では一貫してラテンアメリカ、特にメキシコを担当し、「担い手」(企業や産業)に注目してラテンアメリカの経済発展の問題を研究。1984‐1987年と2010‐2012年に研究所よりメキシコに派遣され、高等教育研究機関エル・コレヒオ・デ・メヒコ社会学研究センターに客員研究員として所属。現在、アジア経済研究所地域研究センター・ラテンアメリカ研究グループ上席主任研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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