アダム・スミスはブレグジットを支持するか?―12人の偉大な経済学者と考える現代の課題

電子版価格
¥2,970
  • 電書あり

アダム・スミスはブレグジットを支持するか?―12人の偉大な経済学者と考える現代の課題

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 46判/ページ数 416p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784152098566
  • NDC分類 331.2
  • Cコード C0033

出版社内容情報

「中国は富裕国になれるのか?」「賃金はなぜこれほど低いのか?」アダム・スミスからM・フリードマンまで、12人の経済学者の思想には現代の諸課題を照らすヒントが詰まっている。BBCなどで活躍する女性エコノミストが、古典を通じて難題解決への道筋を探る。

内容説明

「ブレグジット、トランプ現象への処方箋は?」「アベノミクスは日本を救う?」「格差は必要悪か?」アダム・スミスからロバート・ソローまで、12人の偉大な経済学者の思想には、現代の課題を照らすヒントが詰まっている。BBCなどで活躍するエコノミストが彼らの業績を読み解き、解決への道筋を探る。画期的な経済思想&現代経済入門。

目次

偉大な経済学者と現代の経済問題
アダム・スミス―政府は経済のバランスを調整すべきか
デヴィッド・リカード―貿易赤字は重要な問題か
カール・マルクス―中国は富裕国になれるのか
アルフレッド・マーシャル―格差の発生は避けられないのか
アーヴィング・フィッシャー―一九三〇年代が再来するおそれはあるのか
ジョン・メイナード・ケインズ―投資をすべきか、控えるべきか
ヨーゼフ・シュンペーター―何がイノベーションを促進するのか
フリードリヒ・ハイエク―金融危機から何を学べるか
ジョーン・ロビンソン―賃金はなぜこれほど低いのか
ミルトン・フリードマン―中央銀行は仕事をしすぎているのか
ダグラス・ノース―なぜ豊かな国はこれほど少ないのか
ロバート・ソロー―低成長の未来がやってくるのか
グローバル化の未来

著者等紹介

ユー,リンダ[ユー,リンダ] [Yueh,Linda]
英国を中心に活動するエコノミスト、キャスター。オックスフォード大学経済学フェロー、ロンドン・ビジネス・スクールの経済学特任教授のほか、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)のシンクタンクIDEAS客員上席フェロー、北京大学の経済学客員教授も兼務。ブルームバーグTV、BBCの番組司会、中国特派員なども経験。“タイムズ”、“ニューヨーク・タイムズ”、“フィナンシャル・タイムズ”などに寄稿し、ダボス会議、世界銀行のアドバイザーも務める。イェール大学で学士号、ハーヴァード大学で公共政策学の修士号、ニューヨーク大学で法学博士号、オックスフォード大学で経済学博士号を取得

久保恵美子[クボエミコ]
翻訳家。東京大学経済学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 2件/全2件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おさむ

32
これは題名が見事です。ある意味吊りです笑。新聞の書評欄で取り上げられていたので斜め読み。12人の著名な経済学者の学説を現代世界の経済課題に当てはめると、どうなるか?を考える内容。アダム・スミスからロバート・ソローまでが登場し、それぞれの人となりもわかる。うーん、とはいえなんだか経済学部の学生さん向けの教科書みたいで、思ったほど面白みはなかった。2019/07/18

sakadonohito

9
アダム・スミスがブレグジットを支持したかどうかの考察は出てこない。なぜなら原題はTHE GREAT ECONOMISTSでアダム・スミスを始めとする12人の偉大な経済学者達は現代の経済的な課題をどのように捉えどの様な考察をするだろうかという本だからだ。自分のショボい知能のせいで文字が滑ってなかなか頭に入ってこなくて読むのに時間がかかったけど、経済学再入門出来た気になれた。知らなかったこともあったので読んで得した。2021/04/25

まめタンク

8
2019年215冊目。原題は「THE GREAT ECONOMISTS」で、歴史上の経済学者がどのような経済視点を持っていたのか、ケインズやマルクスなど12人の功績を紹介している本です。サブタイトルも、意訳すると(彼らの考えは今日をどのように助けるか?)なので、日本語訳のアダムスミスとブレグジットは結構適当な題名です。なぜ経済が回復しないのか?大恐慌が起こった原因と中央銀行の政策とは?といった話が分かりやすく解説されています。資本論や一般論といった本は無理。でも、初心者向けはヤダ!と言う人にオススメです。2019/08/17

MioCastello

7
読み応えもあり非常に勉強になった。各経済学者の理論を比較、整理しながら理解を深められたのは何より収獲。過去の偉人達が今の反グローバルのうねりに対する解決策を持ち合わせていなそうな事が分かった点は失望。ブレグジットに対し過去の偉人達が発言するであろう次の言葉を英国の民が聞いたらどう感じるだろうか?「自由貿易により国家間の格差は縮少し多くの民が貧困から脱している。内向きにならず自由化のプロセスを続行させよう!」現在を生きる我々が求めているのはそんな理想論ではないはずだ。2019/09/30

かずい

6
著名な経済学説が現在の経済状況において論じているのだがかなりボリュームがある。自分としては前半は退屈であったが近代に通じるシュンペーターあたりから現実味を帯びてきて読み応えを感じた。ノースの最終ページにあるが2030年には世界の中産階級が全人口の半数を超え、アジア圏では2/3を占めるという。欧北米が中産階級が半数から1/3まで減少することから21世紀はアジアの時代になるかもしれない。2019/12/15

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13603649
  • ご注意事項