宗教概念あるいは宗教学の死

個数:

宗教概念あるいは宗教学の死

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2024年05月13日 03時50分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ A5判/ページ数 281p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784130104098
  • NDC分類 161
  • Cコード C3014

出版社内容情報

従来の宗教概念を超えた、新しい宗教研究の語りを構想した実存的な学問の試み。

いま〈宗教〉を語りなおすとはどのようなことか.西洋発の宗教概念は,オウム事件そして大震災以降の日本社会において大きくゆらいでいる.自らを徹底して脱構築した彼方に,浮かび上がる新しい宗教研究の可能性.旧来の学問研究に一線を画す,実存的な学問の試み.

はじめに――宗教的想像力への跳躍
I 宗教研究の突破口
1章 宗教を語りなおすために――宗教研究とポストコロニアル状況
2章 宗教概念論を超えて――ポストモダニズム・ポストコロニアル批評・ポスト世俗主義
3章 宗教概念あるいは宗教学の死――宗教概念論から「宗教の回帰」へ
II 日本の宗教学と宗教史
4章 〈日本の宗教学〉再考――学説史から学問史へ
5章 多重化する〈近代仏教〉――固有名のもとに
6章 〈日本宗教史〉の脱臼――研究史素描の試み
III 宗教概念と神道、そして天皇制
7章 近代日本と宗教――宗教・神道・天皇制
8章 逆説的近代としての神道――近代知の分割線
9章 神道的エクリチュールの世界――版本から活字本へ
10章 いま、天皇制を問うこと――主体化形成・例外状態・帝国の喪失
補論 植民地朝鮮と宗教概念
あとがきにかえて

【著者紹介】
磯前順一:国際日本文化研究センター准教授

内容説明

西洋社会で生まれたキリスト教的・プロテスタント的な宗教という概念は、オウム事件や大震災を経験してきた日本社会においても、大きくゆらいでいる。従来の宗教概念・宗教学を徹底して問いなおしてゆく彼方に、新しい宗教研究の可能性がうかびあがる。荒涼とした現実に向きあう言葉だけが、希望を語りうる。

目次

1 宗教研究の突破口(宗教を語りなおすために―宗教研究とポストコロニアル状況;宗教概念論を超えて―ポストモダニズム・ポストコロニアル批評・ポスト世俗主義;宗教概念あるいは宗教学の死―宗教概念論から「宗教の回帰」へ)
2 日本の宗教学と宗教史(“日本の宗教学”再考―学説史から学問史へ;多重化する“近代仏教”―固有名のもとに;“日本宗教史”の脱臼―研究史素描の試み)
3 宗教概念と神道、そして天皇制(近代日本と宗教―宗教・神道・天皇制;逆説的近代としての神道―近代知の分割線;神道的エクリチュールの世界―版本から活字本へ;いま、天皇制を問うこと)
補論 植民地朝鮮と宗教概念

著者等紹介

磯前順一[イソマエジュンイチ]
1961年生まれ。文学博士(東京大学)。国際日本文化研究センター准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mittsko

3
日本史のポストコロニアル研究として重要な業績!多くの読者にアピールしうる誠意と議論に満ちた一冊だ しかし、中心的モチーフが 宗教概念と宗教学であるのが難点だ… 前者への批判ですら広範な関心を引きにくかろうに、まして後者への批判となると ほとんどの読者層には(少なくとも直ぐには)重要性を認めることはあまりにむずかしかろう 加えて、各章にわたり重複が多すぎるため 議論の深みと広がりに不満あり 具体的な「史実」をめぐり「宗教と政治」等々の論脈を展開する、という作業をこそもっと読みたいなぁ…と思いました2013/05/16

RKG

1
重厚な宗教学批判の研究書。天皇制批判に関しては重要な基礎研究の本になると思われる。2016/08/27

shin

1
宗教学特有の事情として生活の中に、あるいは文化の中に深く根付く宗教というものと、学術の世界に二分化してしまった現在の状況にどのような見解を示すかという点があるが、著者の自分の学問にかける問題意識とこうしていかなければという思いが強く伝わってきた。研究者としての妥協しない態度には胸を動かされたものがあった。2013/01/15

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/5116639
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。