中公新書
アメリカとヨーロッパ―揺れる同盟の80年

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  • サイズ 新書判/ページ数 240p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121025043
  • NDC分類 319.530
  • Cコード C1222

出版社内容情報

第二次世界大戦が終結した後、アメリカとヨーロッパの関係は大きく変化していった。冷戦、デタント、中東危機、欧州統合やソ連崩壊への潮流など……。さまざまな思惑が交錯し、複雑な軌跡を描いた米欧関係。その歴史を同盟という観点を軸に捉え、外交を考える。

渡邊啓貴[ワタナベヒロタカ]
著・文・その他

内容説明

第二次世界大戦の終結後、世界は超大国アメリカとソ連の動向に左右される。ヨーロッパ各国は個々に外交戦略を模索。その動きは徐々にEUへと結実し、アメリカとの特殊な関係を築いていく。冷戦の始まりから、デタント(緊張緩和)、中東危機、ソ連崩壊、9・11、そして現代へ…。本書は、複雑な軌跡を歩んだ米欧の80年を、同盟関係に軸足を置きながら論じる。現代史を動かし続ける両者の姿、その本質を描き出す。

目次

第1章 アメリカは「招かれた帝国」なのか
第2章 アメリカの覇権下での同盟の安定
第3章 米欧同盟の動揺―揺れるヨーロッパ
第4章 デタントの時代
第5章 新冷戦から冷戦終結への序曲
第6章 冷戦終結と米欧関係
第7章 増長するアメリカとヨーロッパ―「協調と対立」の同盟の本質
第8章 米欧蜜月時代は続くのか
終章 トランプショックとヨーロッパ―「協調と対立」構造の中の同盟

著者等紹介

渡邊啓貴[ワタナベヒロタカ]
東京外国語大学大学院総合国際学研究院教授。1954年生まれ。東京外国語大学卒業、慶応義塾大学・パリ第1大学大学院博士課程修了、高等研究大学院客員教授(パリ)、リヨン高等師範大学校、ジョージ・ワシントン大学シグール研究センター客員教授、在仏日本国大使館公使、雑誌『外交』『Cahiers du Japon』編集委員長などをへて現職。著書『ミッテラン時代のフランス』(芦書房、1991年、渋沢・クローデル賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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