内向型人間の時代―社会を変える静かな人の力

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  • サイズ B6判/ページ数 360p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062178594
  • NDC分類 141.93
  • Cコード C0098

出版社内容情報



スーザン・ケイン[スーザン ケイン]
著・文・その他

古草 秀子[フルクサ ヒデコ]
翻訳

内容説明

オバマ、ビル・ゲイツ、バフェット、ガンジー、アインシュタイン…物静かで思索的な内向型の人たちが社会を築きあげてきた。内向的だからこそ秘めているパワーを育てよう。全米ミリオンセラー。

目次

1 外向型が理想とされる社会(“誰からも好かれる人”の隆盛―外向型はいかにして文化的理想になったのか;カリスマ的リーダーシップという神話―「性格の文化」の一〇〇年後;共同作業が創造性を殺すとき―新集団思考の登場と単独作業のパワー)
2 持って生まれた性質は、あなたの本質か?(性格は運命づけられているのか?―天性、育ち、そして「ランの花」仮説;気質を超えて―自由意志の役割(そして、内向型の人間がスピーチをするには)
フランクリンは政治家、エレノアは良心の人―なぜ“クール”が過大評価されるのか
ウォール街が大損し、バフェットがもうかったわけ―内向型と外向型の考え方(そしてドーパミンの働き)の違い)
3 すべての文化が外向型を理想としているのか?(ソフトパワー―外向型優位社会に生きるアジア系アメリカ人)
4 愛すること、働くこと(外向的にふるまったほうがいいとき;コミュニケーション・ギャップ―逆のタイプの人とのつきあい方;内向型の特性を磨く方法―静かな子供をどうしたら開花させられるか)
不思議の国

著者等紹介

ケイン,スーザン[ケイン,スーザン] [Cain,Susan]
プリンストン大学、ハーバード大学ロースクール(法科大学院)卒業。ウォール街の弁護士を経て、ライターに転身。企業や大学などでコミュニケーション・交渉術の講師も務める。2013年には、コミュニケーションやリーダーシップ・スキルの向上を目的とする非営利教育団体(トーストマスターズ)から、最高の栄誉であるGolden Gavel(黄金の小槌)賞を授与された

古草秀子[フルクサヒデコ]
青山学院大学文学部英米文学科卒業。ロンドン大学アジア・アフリカ研究院(SOAS)を経て、ロンドン大学経済学院(LSE)大学院にて国際政治学を学ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミカママ

277
【原書】息子を理解するために。内向的(introvert)と内気(shy)は違う、東洋系の特殊性、内向的な子どもの育て方などなど。彼が中学生くらいのときに読みたかったな。読めば読むほど、自分は実は内向的だったんだ(内気ではないが)と思わせる一冊でした。2017/01/17

Miyoshi Hirotaka

96
人生は性別や出自だけでなく性格によっても形作られる。自己の存在を誇示することを心地よく感じる外向性の極と静かで消極的で、思索的な内向性の極のどこに自分が位置するかで決まる。個性を尊重するといいながら、雄弁で外向的な性格が成功や幸福の条件とされ、内向的な要素が過小評価されている。この結果、内向型の人も外向的に振る舞うことが求められるが、科学、芸術、工学での大躍進は内向型の人々がいなければ成り立っていない。持続力、集中力、洞察力、繊細さという自分に備わっている力に自信を持ち、愛着を感じられる仕事をするべきだ。2016/08/23

どんぐり

78
「内向型」「外向型」という対照的な2つの性格。自己の内部の思考や感情に心惹かれる内向型、外部の人々や活動に心惹かれる外向型というユングの性格理論に端を発し、私たちの文化が「人格の文化」から「性格の文化」へとチェンジしたところから、「外向型」に顕れる目立つ人やおもしろい人を好むようになり、そこに重きを置きすぎていることを批判的にみた論考。外向型はいかにして文化的理想になったのか、そしてビジネスシーンにみられる共同作業が創造性を殺す「外向型」優位の弊害まで幅広く取り上げている。「内向型」「外向型」どちらもバラ2019/09/11

57
内向型人間と言っても内気なわけではなく出かけたり友達と会うのも好きだけど一人の時間を大切に思っていて一人の時間を持つことでリフレッシュできる人のこと。ちょっと内向型人間の事を褒めすぎな感じはあるけどそうそうそうなんだよって思う事たくさんあって興味深かったです。2017/05/29

booklight

49
「共同作業が創造性を殺す」は新鮮。オープンオフィスとかブレストは創造性を生まないのか。刺激に対する感度によって内向性と外向性を分ける。低感度の外向型は、大人数のパーティなどの高刺激を好む。内向型は1対1の低刺激でも十分楽しめる。内向型を高刺激の中においても機能しない。内向型の子供を「ランの花」といって、適切に育てれば美しい花を咲かせると表現。自分のコア・パーソナル・プロジェクトを見つける。子供のころから大好きだったこと、どんな仕事に興味を持っているか、何がうらやましいか。自分の内面性を大事にしないと。2020/02/29

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