江戸の備忘録

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  • サイズ B6判/ページ数 223,/高さ 19cm
  • 商品コード 9784022503411
  • NDC分類 210.5
  • Cコード C0095

内容説明

『武士の家計簿』『殿様の通信簿』の著者がおくる歴史エッセイ。“江戸”を学んで“今”を生きる。

目次

織田信長再考
豊臣秀吉の艶書
徳川家康の庭訓
戦国武将たちの真実
関ヶ原合戦・女たちの戦争体験
上杉鷹山の遺言
江戸のお殿様たち
坂本龍馬は手紙好き
西郷隆盛は犬好き
山岡鉄舟と武士道
二宮金次郎と2人の妻
幕末の発明王・からくり儀右衛門
大田垣蓮月・幕末の尼僧が祈ったもの
維新と成年
夏目漱石と猫と朝寝坊
江戸時代の出産
日本人と「へその緒」
医療問題の今昔
日本史に見る子育てと教育
江戸の学びを探る
江戸の宮仕え
家族とのふれあい
江戸の年末年始
相撲今昔物語
動物と人間のかかわり
結婚と離婚の日本史
男色の物語
日本人の名前
江戸の人相学
貧乏神の研究
日本での最初の蚊帳
怪異百物語の世界
この国の政府の大きさ
歴史から税を語る
江戸人に学ぶ相場哲学
江戸の鉄砲

著者等紹介

磯田道史[イソダミチフミ]
1970年生まれ。慶應大学大学院卒。歴史家、文筆家、茨城大学人文学部准教授。国際日本文化研究センター客員准教授。日本社会経済史専攻。2003年、ベストセラーとなった『武士の家計簿』(新潮新書)で新潮ドキュメント賞を受賞。『近世大名家臣団の社会構造』(東京大学出版会)で博士(史学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

夜勤中の寺

71
近頃ファンである磯田道史の旧著。朝日新聞の日曜版に連載されたものである。前半は戦国~明治の有名人の話。後半は近世の市井の人達の今に繋がる生活の諸々。話題によっては古代や近代にも触れて面白い。こう紹介するとよくある日本史雑学本に思えるが(そういう本に負けぬ読みやすさはある)、そういう本と一線を画すのは、著者の姿が見える所である。著者の思想が窺え、その思想から批評も生まれる。本書を読んでも、磯田の他の著作のテーマを見ていても思うのは、著者は歴史を世の中の役に立てようとしている所だ。これをいつも静かに尊敬する。2017/01/08

たいぱぱ

60
タイトルは「江戸」が付いてますが、戦国時代から江戸時代の面白い小ネタ集。磯田さんの他の著作で知ってるエピソードはたくさんありましたが、(新聞連載の為)短いけれど興味深い小ネタ満載で、歴史好きにはたまりません。中でも東芝の元を作り上げた「からくり儀右衛門」の話をもっともっと知りたくなった。まだまだ僕の知らない話や、人物がこれまでの歴史の中に眠ってると思うと、わくわくします。2019/08/23

しゅわ

44
【図書館】膨大な古文書を通して見えてくる江戸時代を中心とした興味深い歴史エピソードをとてもわかりやすい言葉で紹介してくれる一冊です。殿様や有名な偉人だけでなく時には名もなき人も…昔の人々を身近に感じることができます♪ 調べてみたら、朝日新聞の連載の文字の部分だけが書籍化されたものとのこと。せっかくの読みやすさ、ぜひとも写真や浮世絵などの絵も載せてほしかったなぁ~と そこだけが残念でした。2017/05/15

sofia

43
1章が短く読みやすい。有名どころの「へえ」というネタから、江戸時代の「本当はこうだった」という庶民のネタまで古文書を読む磯田さんの歴史エッセイ。2019/09/27

佐島楓

27
思わず噴き出す内容、心の美しい人々にじんとくる内容、非常に多彩。偉人と呼ばれる存在でも、時代が異なるだけで同じ人間だったのだなと実感でき、親近感を覚える。何より磯田先生が歴史研究を心から楽しんでいらっしゃるのが伝わってくる。絶対に歴史が好きになる一冊。2012/11/19

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