大型絵本
よるのいえ

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  • サイズ A4判/ページ数 1冊(ペ/高さ 27cm
  • 商品コード 9784001112207
  • NDC分類 E
  • Cコード C8798

内容説明

マザー・グースに着想を得た、やわらかな詩の絵本。2009年度コールデコット賞受賞。

著者等紹介

スワンソン,スーザン・マリー[スワンソン,スーザンマリー][Swanson,Susan Marie]
詩人、絵本作家。イリノイ生まれ、ミネソタ在住。詩や子どものためのお話を書きながら、子どもと一緒に詩を書き、教える活動を続けている。『よるのいえ』で2009年度コールデコット賞を受賞した

クロムス,ベス[クロムス,ベス][Krommes,Beth]
画家、版画家。イラストレーター。ペンシルヴァニア生まれ、ニューハンプシャー在住。美術教師などを経て、1989年よりイラストレーターとして活躍。1999年刊行の『Grandmother Winter』の挿絵を皮切りに、絵本の仕事を手がけ、スクラッチボードと水彩を組み合わせたスタイルで注目を集める

谷川俊太郎[タニカワシュンタロウ]
詩人。東京生まれ。1952年『二十億光年の孤独』(創元社)でデビューし、一躍注目を集める。数十冊に及ぶ詩集のなかには、子ども向けの作品も多い。詩作のほか、翻訳、絵本、作詞など幅広く活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

masa@レビューお休み中

101
これは夜の物語。そこには、特別なものは何もない。いつも少女の側にあるものだけが置かれている。家の鍵、明かり、ベッド、絵本…。夜の闇に彩られた世界には、キーワードとなる物が黄色に色づく。ひとつの物、言葉から、別のものが生まれ、別の流れへと繋がっていく。一見すると、無関係にみえる事柄も、繋がり、影響していくのかもしれない。これは少女の想像なのかもしれない。現実には起こりえないことなのかもしれない。でも、もしかしたら…。これはみんなの夜の家でも起こりうる出来事なのかもしれない。そんな気持ちにさせられるのです。2016/07/05

Hideto-S@仮想書店 月舟書房

63
マザーグースに着想を得た詩の絵本。あとがきによると、1955年に発行された『オックスフォード版わらべうたの本』に収録されている『おうこくのかぎ』という詩が原典になっているようです。絵は版画なのかな……白と黒を基調に光を示す黄色のアクセント。夜には見えないはずの太陽が描かれているのがユニーク。夜でも月を通じて太陽の光は注ぎ、部屋のなかは光に溢れているという詩です。翻訳を手がけた谷川俊太郎さんは原典の『おうこくのかぎ』(マザーグース3)の訳も行っているとのこと。2009年度のコールデコット賞受賞作。2014/11/15

けろりん

62
暖かなともしびのみなもとを辿るように絵本の扉を開きます。月の輝き、星々の瞬きが静かに照らす小さなお家。父の背が、母の腕が、優しく包み込む愛おしい子どもの眠り。夢は鳥の翼に乗って、希望の歌声とともに夜空へ、遥かな宇宙へ。豊かに揺るぎない光に浮かぶ安らかな寝顔。夜は昼の続き。夜は朝へ続く。どうか全ての子どもたちが、心穏やかに夜を過ごせますように。闇の先にある光と明日を信じられる世界でありますように。2022/09/18

鱒子

56
図書館本。繰り返しのフレーズがシンプルな絵本。これがくどくなるとノミのピコになるのでしょう(^^;; モノトーンのなかの黄色が効果的。夜 子供が寝る前に読んであげたい絵本です。2018/04/20

Willie the Wildcat

51
一冊の本。月や太陽の光の下、空を駆け巡る・・・。1つ1つを繋げるための”鍵”。積み重なる・・・。自然の恵みと、恵みへの感謝なのかもしれない、絵は、版画調。光と影。生き物とぬいぐるみが、あたかも主人公を支えている雰囲気。幻想的で、心静かな読後感。2014/01/19

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