東京をどうするか―福祉と環境の都市構想

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  • サイズ B6判/ページ数 278p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000257992
  • NDC分類 318.236
  • Cコード C0031

出版社内容情報

東京の巨大な可能性は、新自由主義的な構造改革と大規模再開発に費やされてきた。新しい都政はどうあるべきか。第一線の研究者が幅広い分野にわたって展開する。都市と自治体の可能性をさぐる実践的都市論。

内容説明

新福祉国家に向けて都市に何ができるか?東京を変えるための実践的制作論。

目次

序章 新しい福祉国家型自治体の構想を
第1章 福祉と環境の都市・東京へ
第2章 人間らしく生きられるまちへ―生活保障の構想
第3章 東京の都市ビジョンと環境経済政策
第4章 東京のまちづくりと防災
第5章 新自由主義教育「改革」を超えて
第6章 東京都の税財政―現状と新たな構想
第7章 豊かな自治の都市へ

著者等紹介

渡辺治[ワタナベオサム]
1947年生まれ。憲法学、政治学。東京大学法学部政治学コース卒業、東京大学社会科学研究所助教授を経て一橋大学社会学部教授。2010年4月、一橋大学名誉教授

進藤兵[シンドウヒョウ]
都留文科大学文学部教授。1964年生まれ。東京大学大学院法学政治学研究科博士課程単位取得退学。東京大学社会科学研究所、名古屋大学を経て、現職。専攻は政治学・地方自治論・都政史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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がっち

4
都庁志望ならば読むべきかな。ただし、アクションプランと同時平行読みで読むと良い。論文対策としても良好な内容であり、環境・福祉・防災・教育・財政からの東京都の流れが見れるので、なかなか重宝するのでは?2013/05/15

しもへー

2
東京の福祉、環境、制度に関する詳細なデータ解析と情報処理能力には感嘆の一言。新自由主義の弊害を分かりやすく説明している。対案の文化面を軸にした都市構想のグランドデザインも同意できる点が多かった。改めて思うのが、どんなビジョンであっても日本のグランドデザイン力は非常に優れているということ。あとは、ビジョンに合わせてどんな施策や事業を展開していくのかという現場力に尽きる。地方分権の時代から基礎自治体という現場の時代へ。これからの日本は、市町村がいかにサービスや支援を充実させるのかにかかっている。2012/05/26

やまべ

1
前回の都知事選の前に読もうと思って買ったのに手を着けられていなかったのだが、今回読んでも得るところの多い本。ただし、生真面目な論文集で、一般の読者を想定しているとは言いがたい。研究者・学生・政策担当者向けか。読んで良かったとは思うけど、どこまで自分の中で咀嚼・消化できているか、と言われると厳しいなぁ。2012/12/04

かじやん0514

1
今年の都知事選の前に読んでおくべきだった。支配層の描く未来像に対する、トータルな構想が今ほど求められているときはない。2011/08/14

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