内容説明
都市計画は、豊かな生活に役立つか!?その必要性と有効性、価値と目標、主体と決定方法という根本に立ちかえり、世界の最新理論を紹介しながら、わが国独自の方向性をさぐる。
目次
第1章 都市計画理論の展開と近年の課題(都市計画理論とその動向;都市計画理論の歴史的展開と都市計画の公共性;市場を中心としてみた都市計画理論)
第2章 都市計画における価値と目標(都市計画における価値とその実現;「生活の質の向上」と都市計画;空間の質と都市計画;モビリティと都市計画;環境と共生する都市計画;都市計画とソーシャル・キャピタル(社会関係資本))
第3章 都市計画の主体と決定方法(計画主体理論の再構築をめざして;地域のガバナンスと都市計画―町内会とまちづくり協議会をめぐって;意思決定問題としてみた都市計画の策定手続;コラボラティブ・プランニング多様な主体による討議にもとづく都市計画への転換)
資料 都市計画理論の近年の動向
著者等紹介
高見沢実[タカミザワミノル]
横浜国立大学大学院工学研究院助教授。1958年愛知県生まれ。1986年東京大学大学院博士課程修了。横浜国立大学工学部助手、東京大学講師、助教授を経て1996年より現職。博士(工学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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