出版社内容情報
文人・芸術家が愛した懐かしい東京の町と味。
浅草、湯島、銀座、築地……。創業八十年から百年の老舗を訪ね、懐かしい東京の町と味を綴る。文人たちのエピソードも満載のカラー新書。
明治の牛鍋、カツレツ、大正のオムライス、カフェー……。日本人が出会ってから百年。愛され続けた老舗の変わらぬ味と心意気。伝統を支える店主たちの話に耳を傾ければ、古き良き時代がよみがえる。
▼本書は、浅草、神田、銀座、築地、深川界隈を歩き、明治・大正を感じさせるお店を訪ねたカラー新書。
▼「魂の銭湯」と呼ばれた牛鍋屋。谷崎潤一郎も愛した鳥料理店。芸者さんや「銀ブラ」女性に人気の洋食屋。一高生、東大生が馴染みにしたおでん屋……。創業当時の主人の想い、開店の経緯など、できるだけ店の人の話を聞く。「一つの鳥鍋、一串のうなぎ、一枚のせいろで五十年百年続けることがどんなに大変か、ため息をついた」と著者は語る。数々の秘話、文人墨客たちが綴った美味礼讃は、もう一つの日本近代史といえよう。とはいえ、味が勝負である。店のたたずまいや従業員の対応など、三拍子そろった老舗を厳選して紹介する。
▼懐かしい味と逸話に、至福のひとときを。
●第1章 浅草・上野・根岸
●第2章 湯島・本郷・根津・千駄木
●第3章 日本橋
●第4章 神田
●第5章 築地・銀座・日比谷・新橋
●第6章 深川
●第7章 麻布・新宿・神楽坂
内容説明
明治の牛鍋、カツレツ、大正のカフェー…。日本人が出会ってから百年。愛され続けた老舗の変わらぬ味と心意気。伝統を支える店主たちの話に耳を傾ければ、古き良き時代がよみがえる。本書は、浅草、神田、銀座、深川界隈を歩き、明治・大正を感じさせるお店を訪ねたカラー新書。「魂の銭湯」と呼ばれた牛鍋屋。谷崎潤一郎も愛した鳥料理店。芸者さんや「銀ブラ」女性に人気の洋食屋…。創業秘話や、文人墨客たちが綴った美味礼讃は、もう一つの日本近代史である。懐かしい味と逸話に、至福のひとときを。
目次
第1章 浅草・上野・根岸
第2章 湯島・本郷・根津・千駄木
第3章 日本橋
第4章 神田
第5章 築地・銀座・日比谷・新橋
第6章 深川
第7章 麻布・新宿・神楽坂
著者等紹介
森まゆみ[モリマユミ]
1954年、東京都文京区生まれ。作家・地域雑誌編集者。早稲田大学政経学部卒業。1984年、地域雑誌「谷中・根津・千駄木」(愛称・谷根千(ヤネセン))を発刊。主な著書に、『鴎外の坂』(新潮文庫、平成9年度、芸術選奨文部大臣新人賞)など
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感想・レビュー
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