出版社内容情報
ヨーロッパの文明の十字路アルザスにおけるドイツ語・フランス語という二大文化語の戦いを描き、支配者と国家語が替わるたびに民族のアイデンティティー、自らの言語と文化を守るため苦闘を重ねたアルザス人の歴史を語る。《ことばと国家》、少数民族の普遍的問題を考えるに多大の示唆を与える。
内容説明
ヨーロッパの文明の十字路アルザスで展開された二大文化語、ドイツ語とフランス語の戦いの下で、国家語が替わるたびに、民族の主体性、自らの言語と文化を守るため苦闘してきたアルザス人の歴史。
目次
1 隣人のことば
2 国王のことば
3 国家のことば
4 対立する二つのことば
5 ドイツ語の覇権
6 フランス語の優位
7 全体主義のドイツ語