文春新書<br> 暗号と情報社会

文春新書
暗号と情報社会

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  • サイズ 新書判/ページ数 238p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166600786
  • NDC分類 007.1
  • Cコード C0295

出版社内容情報

インターネットや電子マネー、電子署名など、電子情報社会の現代を根底から支える画期的な暗号技術の最前線を平易に説き明かす

内容説明

暗号といえば、「トラ・トラ・トラ」や「ニイタカヤマノボレ」を連想する方も多かろう。だが、電子情報社会と言われる現代では、今や暗号は電子マネーや電子商取引、インターネットなどに不可欠の技術であり、印鑑登録にかわる電子認証というシステムも生み出した。本書は古代からの暗号の歴史や各国の暗号政策にふれつつ、こうした現代暗号の活躍とそれを支える公開鍵暗号の奇想天外なしくみを平易に説いて、暗号の最前線にあなたをいざなう。

目次

第1章 インターネット社会と暗号
第2章 暗号が社会を変える
第3章 暗号と歴史の舞台裏
第4章 コンピュータと暗号―第二次大戦後の飛躍的発展
第5章 奇想天外な公開鍵暗号
第6章 各国の暗号政策
第7章 電子署名と認証機関

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

16
今や暗号は無くてはならない社会になっていて目に表れないところでもかなり使われていると思います。その暗号に関しての第一人者の著者が暗号の歴史や基本的なことをわかりやすく説明してくれています。このような分野の本にしてはもうかなり古いほうなのでしょうが興味深く読むことができました。2014/07/15

Humbaba

8
かつて,暗号とはごく一部の人間のみが関係しているものであった.しかし,ITの分野においては必要不可欠なものであるため,現代ではほぼすべての人に関わってくる技術となった.特に,電子マネーと言う通貨が生まれた以上は,その必要性は更に高まっているといえる.2012/02/25

しろくまZ

4
RSA暗号のしくみについて、よく理解できなかった。別の本で確認しようと思う。2020/08/10

びーちゃん

2
暗号の歴史,暗号の果たす現代的役割を解説。評価42011/06/30

ひで

1
1941年~1945年のドイツの敗北にかけて、ヒトラーやナチス首脳の信頼厚かった大島浩駐独大使は独国の国策・戦略や軍事機密についての詳細な情報を紫暗号によって、日本政府に打電し続けた。たとえば、「日米が開戦した場合、独国は直ちに米国に対して宣戦布告するとヒトラーが約束したこと」「高速Uボートに関する詳細な性能」など。これらは米国通信情報部によって、数時間後には解読されて首脳部に届けられている。このことがドイツの敗北を2年早めたとも言われている。2012/03/23

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