特攻に散った朝鮮人―結城陸軍大尉「遺書の謎」

特攻に散った朝鮮人―結城陸軍大尉「遺書の謎」

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  • サイズ B6判/ページ数 246p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784062038157
  • NDC分類 916

内容説明

日本軍人より日本軍人らしいといわれた男…。特攻史上たった一例という、トンボ返りの特攻出撃の秘密と、民族相剋の苦悩を追跡ドキュメント。

目次

第1章 11人の朝鮮出身者
第2章 結城陸軍大尉の遺書
第3章 特攻平和会館の町
第4章 知覧基地の若き兵士たち
第5章 兄を激怒させた遺墨
第6章 「弟は強制連行された!」
第7章 「逃亡してくれ、それがお前の道だ」
第8章 礼の国の“兄弟愛”
第9章 帰化した生き残り
第10章 「出撃すれども攻撃せず」

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

東京には空がないというけれど・・・

4
ある朝鮮人特攻兵の謎を追いかける形で、日本に併合された朝鮮半島の若者とその家族の複雑な思いが描かれた名著。南日本放送(MBC)がドキュメンタリーを制作しているらしいので、ぜひ見たい。この朝鮮人特攻兵は、隊長として少年飛行兵で編成された特攻隊を率い沖縄方面に出撃。隊員が敵艦に体当たり攻撃をするのを確認し、南那覇の飛行場に着陸、本土の本部に電話連絡し、そのあと自らも爆弾を装着し敵艦に突撃する。そういう内容の遺書を残している。その遺書の謎を追いかけたドキュメント。筆者は61歳で急逝。奥様のあとがきが泣かせる。2021/05/21

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