内容説明
「21世紀は中国の時代」といわれているが、ハイテク業界ではむしろインドに注目が集まっている。90年代初頭からの経済自由化で着実に成長を実現。世界最大の民主主義国家、英語話者国家であり、ハイテク分野への集中投資により、ソフトウェアの輸出額は世界第二位。マイクロソフトのウィンドウズからJRの改札機のプログラムまで、いまや世界のソフトウェア業界は、インド人なしではやっていけないと言われるほどである。本書は6年にわたり「新インド」の中心であるバンガロールに滞在した日本人ジャーナリストが、インドの急速な発展の秘密、そして将来の展望を語る啓蒙の書である。
目次
未来の大国インドへようこそ
第1部 IT大国インド(バンガロールはなぜ、インドのシリコンバレーになれたか?;米国ITの印僑人脈―「頭脳流出」から「頭脳回帰」へ;バンガロール同時進行ドキュメント)
第2部 いまのインド、これからのインド(ミドルクラスの経済革命―財閥支配から「普通の人々」の時代へ;インドITのめざす先―中国か、日本か;日系企業奮戦記―先行進出企業に学ぶ;やがてインドの時代がはじまる)
著者等紹介
小島卓[コジマタク]
1963年新潟県小出町生まれ。立命館大学法学部卒。出版社編集者、ニュースレター『インサイダー』記者を経てフリージャーナリストに。96年より南インド・バンガロールを拠点にIT産業を中心とした調査・取材を続ける。現在コンサルティング会社「インド・ビジネス・センター」リサーチャー兼インド情報の調査・翻訳事務所「ジュガルバンディ」代表。そのかたわら、バンガロールが生んだ奇才映画監督ウペンドラの作品の日本紹介も手がけている
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感想・レビュー
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中島直人
Humbaba