出版社内容情報
21世紀には核融合発電に頼らざるを得ないと著者は主張する.第一線の物理学者と科学ジャーナリストが,政治や社会の動きとからんだ話題を豊富に盛りこみながら,プラズマ・核融合研究の現状と将来への展望をいきいきと描く.
内容説明
21世紀、地球はどうなっているだろうか。資源や環境の問題を考えると、21世紀には核融合発電に頼らざるを得ないと著者は主張する。現在、日本をはじめ、世界各国で熾烈な開発競争が繰り広げられている。第一線の物理学者と科学ジャーナリストが、政治や社会の動きとからんだ話題を豊富に盛りこみながら、プラズマ・核融合研究の現状と将来への展望をいきいきと描く。
目次
1 宇宙はプラズマ―プラズマの基礎
2 不安定性とのたたかい―プラズマの諸現象
3 エースの登板はいつ?―核融合が生み出すエネルギー
4 「太陽」の試作―核融合へのアクセス
5 時代を拓く―先端技術としてのプラズマ・核融合
6 フュージョン・ディプロマシー―核融合と国際関係
7 飛躍への牽引力―日本の自主開発
むすび 21世紀のエネルギービジョン