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渡来系氏族と寺院

赤羽, 奈津子, 2016.03.31. <TD32009530>
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r-rcwbc-kkhb_2015_005.pdf

書誌詳細

コミュニティコード テクニカルレポート
コレクションコード 世界仏教文化研究センター
コレクションコード 2015年度 研究活動報告書別冊 プロシーディングス改訂版
タイトル 渡来系氏族と寺院
言語 jpn
作成者 赤羽, 奈津子
公開者 龍谷大学世界仏教文化研究センター
NCID BB2125216X
雑誌名 2015年度 研究活動報告書別冊 プロシーディングス改訂版
開始ページ 2-1
終了ページ 2-10
発行日 2016.03.31
寄与者 AKABANE, Natsuko
寄与者 アカバネ, ナツコ
登録日 2016.12.19
資料種別(NIIタイプ) テクニカルレポート
著者版フラグ publisher
SORTKEY 005
アブストラクト 古来、朝鮮半島と日本列島の間には、密接な人の往来があった。とりわけ、5-7世紀、朝鮮半島において高句麗・百済・新羅・加耶諸国などによる抗争が激しさを増し、やがて新羅が三国を統一するに至ると、戦乱を避けた人々が多く日本列島へと渡ってきた。例えば、『新撰姓氏録』第三帙には「諸蕃」として、多くの渡来系氏族の名が列挙されている。彼らは、当時の先進的な文化・技術を有しており、日本(倭)は積極的にそれらを吸収しようとした。彼らがもたらしたものの中に、「仏教」がある。それは単に教義内容のみならず、寺院建築をはじめとした様々な技術をも含有していた。とりわけ、渡来系氏族にゆかりのある寺院に関しては、建立に至る背景・技術・関連氏族など、様々な方面において豊富な先行研究が蓄積されている。しかし、建立後の寺院の様相に関してはなお検討の余地がある。本発表の目的は、「仏教を通じた日韓文化交流の歴史と展望」というシンポジウムのテーマと関連し、古代寺院における人々の交流の諸相について、飛鳥寺や高麗寺など、渡来系氏族や彼らと関係の深い氏族によって建立された寺院を例として考察していきたい。