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日韓仏教交流と高麗版大蔵経 : 室町・江戸初期の大蔵経の活用を中心として
馬場, 久幸, 2016.03.31.
<TD32009528>
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日韓仏教交流と高麗版大蔵経 : 室町・江戸初期の大蔵経の活用を中心として
馬場, 久幸, 2016.03.31.
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アクセス回数
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書誌詳細
コミュニティコード
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テクニカルレポート
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コレクションコード
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世界仏教文化研究センター
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コレクションコード
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2015年度 研究活動報告書別冊 プロシーディングス改訂版
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タイトル
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日韓仏教交流と高麗版大蔵経 : 室町・江戸初期の大蔵経の活用を中心として
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言語
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jpn
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作成者
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馬場, 久幸
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公開者
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龍谷大学世界仏教文化研究センター
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NCID
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BB2125216X
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雑誌名
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2015年度 研究活動報告書別冊 プロシーディングス改訂版
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開始ページ
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1-1
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終了ページ
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1-17
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発行日
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2016.03.31
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寄与者
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BABA, Hisayuki
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寄与者
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ババ, ヒサユキ
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登録日
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2016.12.19
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資料種別(NIIタイプ)
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テクニカルレポート
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著者版フラグ
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publisher
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SORTKEY
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003
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アブストラクト
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室町時代(朝鮮時代前期)の仏教交流は、高麗版大蔵経の交流であったと言えるほど、朝鮮半島から多くが日本に齎された。記録によると、日本側からの要請は65回にも及び、これに応じて朝鮮からは44蔵もの高麗版大蔵経が日本に伝来した。高麗版大蔵経とは、高麗の顕宗および高宗代に、契丹軍とモンゴル軍の侵攻を仏力で退散させようとして作られた大蔵経である。特に、高宗代に作られた大蔵経は、宋や契丹などの大蔵経と内容を校合している。日本では、江戸時代に浄土宗の忍澂(1645~1711)によって高麗版大蔵経の優秀性が説かれた。そうした評価により、近代において大日本校訂縮刻大蔵経(縮刷大蔵経)や大正新修大蔵経の底本として高麗版大蔵経が使われた。江戸時代以降、日本で高麗版大蔵経を活用した事例が確認されているが、室町時代での活用事例が見られない。本発表では室町時代における高麗版大蔵経の日本伝来について焦点を当て、江戸時代初期までの活用事例を検討した結果、北野社一切経の底本として活用されていたこと、将軍誕生日祈祷で転読されていたこと、宗存が高麗版大蔵経を底本とし、さらに内容を校合して新たに大蔵経を刊行しようとしていたことなどが確認できた。
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